「語るオレ」に酔う時期に突入したMABO先生

11月5日放送の『TOKIOカケル』（フジテレビ系）にKinKi Kids堂本剛が登場。珍しい地魚を堪能しつつ、TOKIOメンバーと剛がそれぞれに結婚観、仕事観、そして人生観を語りました。

最近ケーキ作りにハマっているという剛は、この日も朝5時までかけてパウンドケーキを手作りして持参。後輩からの手作りケーキの差し入れに、TOKIOメンバーは照れながらも「うめぇ！」（長瀬智也）、「売れるぞこれ！」（松岡昌宏）と絶賛します。以前コンサートでもパウンドケーキを2本焼いたことを明かし「嫁いらず」と発言していた剛は、結婚願望を尋ねられると「どっちかっていうと、病気した時に（1人でいたくない）」と淡白な回答。一方11歳で芸能界入りした長瀬は「（自分は）実家での生活も、思い出も、すごく少なかった。だから自分が父親になって、その続きをオレはやりたい」と、意外にも強い結婚願望を打ち明けていました。

しかしやはり気になるのは、今年44歳を迎えるリーダー・城島茂の結婚観。が、彼から飛び出した言葉は「いつかできたらええやろうな」。いつかって、いつ？　と聞きたくなるところですが、メンバーが「60ぐらいでするんじゃん？」（松岡）、「60ぐらいで25ぐらいの人と結婚しなよ」（山口達也）、「リーダーそれ似合う！」（長瀬）と年の差婚を提案すると、城島もまんざらでもない表情。しかしながら城島は、今年『24時間テレビ』（日本テレビ系）のマラソンの応援に来てくれた同級生たちに、高2の息子と高3の娘がいるのを知り、「東京に来んかったら、そういう人生になってたんやなぁ」と感慨深く思ったとか。

また「オレは結婚願望ないね」とキッパリ言い切ったのが松岡。長瀬や剛が「1人では死にたくない」と言ったのに対し、松岡は「臆病だからかもしれないけど、死ぬ時は1人だと思ってる。1人で死ぬもんだと思っとけば悲しくないじゃん」と発言。さらに「いっつもオレは死のことを考えてる。子どもの頃から」と酒も入っていないのに真顔で語り出したためメンバーは目を丸くします。さらに「『世の中でなにが一番欲しいですか？』って聞かれたら自分の寿命を知りたい」と続け、「もし『明日死ぬ』って言われたら（みんなに）電話して『ごめん、明日死ぬって。みんなとりあえず集まってくれ。飲もうぜ！』っつって（笑）」と、最期の時はメンバーと酒を飲みたいとも。

長瀬は「『明日死ぬ』って電話もらった方の気持ちも考えて！」と笑っていましたが、松岡はそれに対しても「みんなもそれぞれいろんな人の死を見てきてるじゃん。だから自分にも来るわけじゃん。だから別に悲しいもんじゃないんだよ、死ぬのは。平等だし」と死生観を熱弁。また「死ぬ時には必ず100万円持ってたい。看取る人にあげたい」「『オレを看取ってくれてありがとう』って。これで美味いもん食うなり、旅行に行くなり、楽しんでほしい」と死に際のシチュエーションまで構想済み。「オレは必ず終わりをきちんとしたい。オレA型なんだよ。ペース配分があるから」と話す松岡は、芸能界の引退についてもすでにシナリオがあるようで、初めて出演した時代劇『大忠臣蔵』（TBS系、1994年放送）で赤穂浪士のひとり、大石主税を演じたことから、その敵役である「吉良上野介を演ったらリタイアしても良い」と考えているそう。

これまでさまざまなメディアで独特の人生観や死生観を語ってきた剛も、この日ばかりは松岡に気圧されひたすら相づちを打つのみ。バラエティ番組らしからぬその重いトークに、インターネット上の視聴者からは「松岡病んでるな」「マジで今日どうしたの？」と心配する声も上がりました。しかしアワビを食す場面では、北海道出身の松岡が「冷蔵庫にアイスではなくアワビが山ほど入っていた」「夏場には母親が余ったアワビで足を冷やしていた」などと幼少期のエピソードを明かす場面も。それほどアワビを食べてきた松岡が安価なつぶ貝をアワビと勘違いするというオチにはスタジオも大爆笑で、バラエティらしいエンディングに視聴者はホッとしたのでした。

今春放送された特別番組『トーキョーライブ24時』（テレビ東京系）でも達観した発言を連発し「名言製造機」とまで言われた松岡。11月16日放送の『トーキョーライブ22時』（同）ではどんな名言が飛び出すのか注目です！