「うぇーい、ジャニーさん外した！」とか言ってたの？

4月29日放送の『ナカイの窓』（日本テレビ系）は「平成世代SP」。アイドル代表としてSexy Zone中島健人、お笑いコンビ・8.6秒バズーカー、ヒューマンビートボクサーのHIKAKIN、プロボクサーの井上尚弥、モデルの久松郁実ら平成生まれのゲストが出演し、昭和生まれのMCのSMAP中居正広と世代間ギャップトークを繰り広げました。

中島は、中居が『笑っていいとも！』（フジテレビ系）にレギュラー出演し始め、SMAPとしては「Hey Hey おおきに毎度あり」で初のオリコン1位を獲得した、平成6年生まれ。中居との年齢差21歳。親子ほど年の離れた中居に対しては当初、「怖い」というイメージを抱いていたそうですが、中島がジャニーズJr.時代に一度だけ中居のバックで踊った際、「すっごくダラッダラ汗をかいてたんですよ、僕。そしたら中居さんが後ろ見て、『お前大丈夫か？　タオルないのか？』って言われて。『あ、すっごい優しいんだな』って思って」。それまでの印象がガラッと変わったそうです。

中島が直属の先輩であるHey!Say!JUMPについて「Hey!Say!JUMPさんは『フレンド』『仲間』って感じ」と語るように、今でこそ上下関係もさほど厳しくないジャニーズ事務所ですが、中居世代にとっては「先輩は尋常じゃなく怖かった」とのこと。合宿所でファミコンをしていれば、帰ってきた先輩から「お前らなにやってんだよ、この野郎！　今日やったやつ踊れ！」とその場で踊らされ、また「ジャニーさんが怖かったからね。ジャニーさんにぶっ飛ばされるからね！」と、あのジャニー喜多川社長までが怖かったと明かして中島を驚かせます。

それもそのはず、現在ジャニーズタレントから聞こえてくるのは、ジャニー社長の優しく穏やかなエピソードばかり。ところが中居は、「反抗するからいけないんじゃないかなと思うんだけど」と前置きしながらも、「電話の受話器をバンッ！　って（投げられた）」と、衝撃的な話を披露。とは言えヤンチャだった中居は「あっぶねー！　（でも）オレよけれるから」と、受話器を投げられても動じてはいなかったようです。

また番組中には、Sexy Zoneのライブで中島が客席のファンに向け「みなさん、愛してるよ」と投げキッスをする映像が流れたのですが、これに「マジ愛してる？」と真顔で噛み付く中居。「オレは愛してないからね。だって知らない人だよ？」「これは勘違いしないでほしい。ライブやってるけど、ホントに愛してないんだよ。（好みの）タイプもあるしさ！　タイプじゃない人に愛してるとか（言えない）」とマジメすぎる爆弾発言を連発してスタジオを沸かせます。

しかしだからこそ中居は、「爽やかだよなぁ」と中島のアイドルらしさに脱帽している様子で、ゲストMCの陣内智則も「ジャニーズに入るべくして生まれた」と評します。ところが、そんな中島にダメ出しをしているのが実は中島の両親。歌番組終わりには親から「あなたあそこのパートすごいヘタだったわよ」「音程取れてなかったわよ」など連絡が来るそうで、もはや音痴キャラが定着している中居は「そんなんで電話かかってきたら、オレの携帯電話パンクしちゃうよ！」と笑っていました。

番組の最後には、心理分析集団「ココロジスト」が「平成世代を引っ張っていく人」を判定。今をときめくゲスト6人の中から選ばれたのは、なんと中島でした。心理カウンセラーの小高千枝氏によれば、その理由の一つが「中居さんにまったく媚びない。一切、迎合行動をしなかった」こと。ジャニーズに入ったきっかけを語る場面では、『野ブタ。をプロデュース』（日本テレビ系、2005年）に出演していた山下智久とKAT-TUN亀梨和也や、当時ジャニーズJr.だったHey!Say!JUMP山田涼介の名前を挙げ、一切中居の名前を出さず。またゲストがあこがれの人を紹介する場面でも、中島は「『青春アミーゴ』を歌った亀梨くんと山下くん」と言い切るなど、中居を持ち上げるような発言は見られませんでした。加えてエアロスミスとHIKAKINのコラボ映像が流れる場面では全身でリズムをとり、Nintendo Wii Uの「マリオカート8」で遊ぶ場面でもゲームに夢中になるなど、「自分のペースを崩さない」ことや「自由で柔軟性に富んでいる」点にも、次世代を引っ張って行くような大物感が見られるようです。

陣内の「恐ろしいの出てきましたね」との発言に、中居は「早いうちに潰さないと……」と“悪い顔”をしていましたが、この日、心理カウンセラーたちによってそのスター性を認められた中島が、今後どこまで平成世代を、そしてジャニーズを盛り上げてくれるか見ものですね。