KAT-TUN亀梨和也が主演を務める舞台『青い種子は太陽のなかにある』。8月10日からBunkamura オーチャードホールにて始まる同作は、稀代の劇作家、故・寺山修司が20代の頃に執筆した未発表の音楽劇で、演劇界の重鎮である蜷川幸雄が舞台演出を手掛け、音楽は日本のポップミュージックの発展に大きく寄与してきた松任谷正隆が担当しています。近代建築のアパートが建設され始めた戦後のスラム街にて、ある作業員が転落死し、その死体がアパートに埋め込まれる現場を目撃してしまった青年が、深い葛藤に向き合うという重厚な作品。
7月15日に発売された雑誌「QLAP!」(音楽と人)のインタビューで、亀梨は「蜷川さんの舞台にチャレンジできるなんて思ってなかった。蜷川さんの舞台に、しかも音楽劇に挑むってこと自体、僕にとっては変革だけどね。(中略)また新しい亀梨和也が生まれるのかもしれないっていうのはすごく楽しみです!」と、同舞台への意欲を語っています。さらに、亀梨は舞台の終演後について、「自分がたどってきた道をもう1度振り返ってみたい。きっと見え方が違うんじゃないかって思うから、これまでの作品を改めて観たいです。“お、これは今やったら違ったものが生まれるかも”って、そういうことを思えたらいいな」と役者として成長できる実感があるよう。
亀梨は、2006年にドラマ『たったひとつの恋』で単独初主演を果たし、『1ポンドの福音』(08年)や、『神の雫』(09年)などでも主演を務めてきましたが、視聴率は振るわず、役者としては伸び悩む時期が続いていました。11年の『妖怪人間ベム』では平均視聴率15.6%と高視聴率をマークするものの、その後、13年『東京バンドワゴン』(ここまで日本テレビ系)や15年『セカンド・ラヴ』(テレビ朝日系)では平均視聴率が1桁台となるなど、再び低迷しています。
一方で好評だったのは、14年の映画『バンクーバーの朝日』。「第33回バンクーバー国際映画祭・観客賞」を受賞し、興行収入15億円を記録しました。同作で亀梨は、野球チームのピッチャーであるロイ永西役として出演。幼少期に野球少年でピッチャーとして活躍していたバックボーンが、好演につながったのでしょう。
一部報道では、今作の制作発表記者会見で、亀梨が蜷川の意見に反論し、現場がピリついていたとも報じられました。「QLAP!」で蜷川は、「亀梨くんに本格的に変革を迫った人がこれまでいないんじゃないかな。だから、自分がそこを担いたい」と今作で亀梨に変化を促し、亀梨自身も「もしも、蜷川さんと作品への解釈が違ったとしても、自分の中で結論を出してやっていきたいかな」と挑戦的な姿勢を見せています。2人に漂う緊張感が、亀梨が一皮むけるための一助となるのか。亀梨の役者人生の転換期となりそうな同作に注目です!
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匿名 より 2015年7月20日 11:29 PM
学芸会が板についちゃってるからな
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