そんな中で公開された後編。映画ファンは前編での設定やストーリーがどう回収されるかを見どころとしていたが、ジャニーズファンの楽しみはまったく違うところのにあった。というのも、劇場で前編が終わった直後に流れる後編予告に、SMAP草なぎ剛の姿が一瞬映ったことが話題となり、「草なぎが『進撃の巨人』後編に出ているらしい」というウワサが飛び交ったからだ。
実際に、同作の後編には草なぎが出演。三浦春馬演じるエレンの父親・グリシャを演じたものの、エレンの回想シーンのみの出演ということもあり、彼の姿が映ったのは2~3分のみ。某サイトでは「草なぎ剛の無駄遣い感がパない」と言われるほどで、実際に草なぎに気付かない人も多かったよう。
そんな草なぎが、「ポポロ」2016年1月号(麻布台出版社)にて、同作品出演のきっかけを語ってる。
インタビュアーに、『進撃の巨人』への出演が巷でウワサになっていると水を向けられると、「そうなんですよ。主人公エレンの父・グリシャ役で最後のワンシーンにちょっとだけ出ているんですよね」と肯定。出演の経緯については、「以前に僕が主演した映画『日本沈没』の樋口真嗣監督と仲がよくて、今回、監督から『出てくれないかな?』って電話がかかってきたことなんですよ。うれしいお話だったので、『もちろんですよ』ってふたつ返事でした。いや、監督の口癖をマネして、『もちのろん、です』って言ったんですけどね(笑)」と、監督との個人的な仲から実にフレンドリーな打診であったことを明らかにした。
『進撃の巨人』では短い出演時間だったが、見に行ったファンはネット上に「大きなスクリーンで横顔を見られてよかった」「作品は苦手なジャンルだけど、つよぽんが見られたから満足」といった感想を残している。これまで、『黄泉がえり』『BALLAD 名もなき恋のうた』などで好演してきた彼だけに、もっと長く草なぎの演技を見たかったと願う人も多いのだろう。映画主演作は2013年の『中学生円山』以降いまだ発表がない状況だが、来年こそは彼の姿をスクリーンで見たいものだ。
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