だが、このMVを見たメンバーからは賛否両論が飛んでいた。「月刊ソングス」（ドレミ楽譜出版社）の2016年7月号で同楽曲が紹介されると、横尾渉や二階堂高嗣は「すごい！」と感嘆の声を漏らす。一方で玉森裕太は「予算使いすぎだ」とケチをつけ、宮田が「大丈夫。それだけクオリティーの高い作品になってるから！」と反論すると、今度は藤ヶ谷太輔が「“大丈夫”の意味が分からないんですけど（笑）」と失笑。MVは鉄拳のアニメやミヤターズ以外にも、CG処理された映像も入る豪華なつくり。ヲタクとして作品に妥協できなかったのだろう。

　「恋愛なんて関係ないと思っていたヲタクが、もしも告白したらどうなるだろう…とイメージした」と楽曲に込めた思いを明かす宮田。メンバーからも羨ましがられる同曲は、キスマイのファンたちだけではなく、ヲタクたちにとっても心の支えになる“神曲”になりそうだ。