「ジャニーズというだけで媚びを売られてきた」、KinKi Kids堂本光一が日本のエンタメ界に異例の苦言
2016.8.10
「最近は『言葉狩り』を恐れるあまり、本質を曖昧にしたまま『怒られるからやめようぜ』になってしまっているところが、不健全かつ残念でなりません」
KinKi Kids堂本光一が「日経エンタテインメント!」(日経BP社)で連載している、「エンタテイナーの条件」(2016年9月号、Vol.37)に掲載された一文が、ファンを含め幅広い層に注目されている。
今回の連載冒頭、光一は東日本大震災が起こったあとのライブで、KinKi Kidsのヒット曲「ジェットコースター・ロマンス」は津波を連想させるため歌うべきではない、と言われたことを明かしている。光一自身は「考えすぎじゃない?」と思っていたようだが、話し合いの末、結局そのコンサートでは見送ることに。このエピソードは「誰もが理解できる例」としながらも、「日本のもの作りの現場はいま、コンプライアンスを意識しすぎるあまり、窮屈になっていると聞きます」と切実な現状を伝えている。
またテレビなどで「オカマ」ではなく「オネエ」と言うように指示されることについては「いや、同じやん!」とツッコミを入れており、「それこそこの時代、もはや普通の存在ですし、(中略)腫れ物に触れるみたいにタブーにしちゃうほうが気持ち悪いじゃないですか」と、メディアの時代遅れな感覚を指摘している。
なぜ作り手はここまで敏感になり、萎縮せざるを得ないのか。光一は、日本人の「人に嫌われたくない」という国民性と、日本芸能界の根底にある「非実力社会」が原因ではないかと分析している。
海外ではドラマにしろハリウッド映画にしろ、オーディションを受けなければ出演する権利が与えられないことがほとんど。しかし、日本は現状その制度が採用されている現場はほとんどない。そのため、光一は「日本の芸能界は純粋な実力社会ではありません」と、キッパリと言い放っている。さらに、「作る側もそうですし、見る側も、実力主義を求めない。作品を楽しもうとするより、『あの人が出てるから見る』という考えの人のほうがまだまだ圧倒的に多い」と、作品を受け取る側の意識にも“ぬるい”ところがあると指摘している。そういった姿勢が作り手の「嫌われたくない」「叩かれたくない」という思考を招き、「気に入られるもの」しか作らなくなってしまったのではないかと考察しているようだ。
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