2）源義経役『義経』
＜ドラマ内容＞
　時は源平時代。戦乱の世の中で平清盛に敗れた源義朝は愛妻・常盤御前と3人の子どもたちを京から逃げさせた。しかし、常盤御前は実母が平家方にとらえられていることを知り清盛のもとに出頭することに。母と共に清盛のもとで生活することになった末子・牛若は清盛を実の父として信じ疑わなかった。清盛の目指す“新しき国”像に夢を抱いていたが、実は自分がその敵である義朝の子である事を知り、愕然とする。自分が何をなすべきかを自問自答しながら、成長していく様を描いた作品。

＜役どころ＞
　平清盛に敗れた源義朝の末息子。幼年時代は宿敵である清盛に母と共に温かく育てられたが、やがて自分が敵である義朝の子であることを知る。その後、青年へと成長し、奥州の藤原秀衡のもとへ身を寄せた義経。兄・頼朝と共に“源平の戦い”へ参戦するが、平家方に刀を向けることができず、武家政権のリーダーとして理を重んじる頼朝と徐々にすれ違っていくようになる。

＜コメント＞
　2005年1月からNHK大河ドラマ44作目として1年間放送。大河でジャニーズアイドルが主役を演じたのは、前年2004年『新選組!』の香取慎吾と滝沢秀明のみ。原作は小説界の重鎮＝宮尾登美子、脚本は金子成人とNHKがもてる力をすべて集結させ、視聴率UPをねらった作品。

＜似合度チェック（役柄と本人を比べて）＞
性格　　★★★★
似合度　★★★★

3）鈴木恭一役『僕だけのマドンナ』
＜ドラマ内容＞
　真面目に大学に通い、平凡な毎日を過ごしていた恭一。しかしある日突然、片岡するみと名乗る女性が現れ、恭一のマンションに何日か前から不法侵入していたと告白。なんでも向かいのマンションに住む自分のかつてのフィアンセが、他の女性と“結婚する”という情報を入手し、恭一の部屋で見張りをしていたのだ。謎深きするみに、いつしか恋心が芽生え、思いを寄せはじめる恭一。年上女性を相手に悪戦苦闘する日々を描いた物語。

＜役どころ＞
　桐光大学建築学科3年生、21歳のいわゆるイケメン青年。イケメンで本来なら遊びまくっていてもおかしくない大学生のはずだが、真面目で学校と警備のアルバイトに追われる日々。姉妹やアパートの住民など多くの人に都合良く使われてしまうお人良し。突然、転がり込んできたするみ、彼女に振り回される恭一だったが、可愛いするみを憎むことが出来ず、2人は奇妙な半同居生活を送ることに……。

＜コメント＞
　滝沢秀明、長谷川京子の2人を中心に、当時フレッシュ女優としてブレイクしつつあった小西真奈美、島谷ひとみらが繰り広げるラブ・ストーリー。『踊る大走査線』『東京ラブストーリー』『ひとつ屋根の下』といったヒット作品を手掛けてきたスタッフが集結。年上女性に人気の高いタッキーの魅力を最大限に生かした作品に仕上がっていた。

＜似合度チェック（役柄と本人を比べて）＞
性格　　★★★★
似合度　★★★★