2）神谷新二役『一瞬の風になれ』
＜ドラマ内容＞
　幼いころから大好きな兄の背中を追いかけて育った新二。兄の健一（錦戸亮）はサッカー界期待の新星として、高校卒業後Jリーグに入団し活躍中。一方、新二は、兄と同じようにサッカーに目覚め、サッカー漬けの中学生活を送ったが、そこですでに兄との才能の差に気付く。そして、高校入学とともにサッカーを辞め新たなる道として、陸上部に入部することに…。中学陸上界屈指のスプリンターだった幼なじみの一ノ瀬連（長谷川純）ともに、4継＝100ｍ×4人リレーの頂点を目指す。

＜役どころ＞
　春野台高校陸上部に所属。サッカーのエリート選手である3つ年上の兄と、自分との才能の差を痛感し、陸上の世界へ転向。どんな時でも明るく前向きに、みんなを励まそうとする好青年。

＜コメント＞
　100万部を超す大ベストセラーとなった佐藤多佳子の同名小説を、ドラマ初主演の内が好演。復帰第1作目として、2007年2月25日から4夜連続スペシャルドラマ枠で放送。陸上競技に青春のすべてをかけた高校生たちの成長していく姿を爽やかに描いた純粋で熱い青春ドラマ。相手役には福田沙紀を起用、ジャニーズ陣営からは長谷川純、錦戸亮が出演。他に五十嵐隼士・遠藤雄弥ら当時将来性を期待されたフレッシュキャストが出演した。

＜似合度チェック（役柄と本人を比べて）＞
性格　　★★★
似合度　★★★

3）吉田均役『僕の生きる道』
＜ドラマ内容＞
　ある日突然、余命1年を宣告された高校教師＝中村秀雄（草彅剛）は、自暴自棄になり、自殺未遂を起こしてしまう。そんな彼を支えたのが同僚の教師で恋人のみどり（矢田亜希子）。中村は、献身的に尽くしてくれる彼女と出会い、生きる力を再び取り戻した。
　そして臨んだのが、生徒たちと出場する合唱コンクール。受験生だった彼らは、最初全く乗り気ではなかったが、中村の熱意にいつしか心を開くようになり、練習を重ねてついに地区決勝まで進む。しかし病魔は刻一刻と彼の体で拡がっていた。

＜役どころ＞
　中村が担任を務めるクラスの一員。家族全員が東京大学卒という超エリートの中で育ち、自分も東大に入学することしか考えていない自己中人間だった。しかし中村に出会ったことにより、変化があらわれ、最後には、病で指揮をとれなくなった中村の代わりにタクトを振りクラスを1つにする。東大現役合格は果たせなかったものの、中村と同じ陽輪学園の生物教師となった。

＜コメント＞
　何となく生きていた人間が余命1年を宣告され、“充実した人生とは”“生きていくことの本当の意味とは”などの問いかけに対し答えを見つけ出していく物語。脚本家・橋部敦子の出世作とも言える作品。草彅の恋人役には当時人気の高かった矢田亜希子がキャスティング。内博貴・綾瀬はるか・市原隼人ら後にブレイクする若手俳優が生徒役として起用された。

＜似合度チェック（役柄と本人を比べて）＞
性格　　★
似合度　★★★