■作品の評価

　日本郵便でも手紙の書き方を指導している、むらかみかずこ先生の評価は「一生懸命書いたっていうのはわかるんですけど……ちょっと子どもっぽい、幼稚な印象を受けますね」とバッサリ。最初の6文字「ヒロミさんへ」の時点で、「才能ナシ」確定だと辛口な評価を下した。

　まず、手紙を送る相手の名前は1番上に書くものだと指摘。千賀は1行目の中央あたりに「ヒロミさんへ」と書いており、これでは相手を敬っている気持ちが伝わらないそう。また、「ヒロミさんへ」の「へ」に、点を打つ“飾り文字”を使うのも、目上の人に対する手紙としてはふさわしくないとのこと。

　千賀が工夫したと主張する中央の改行も、「不自然な空間ができ、感謝の気持ちが伝わりにくい」と注意を受け、残念ながら逆効果だったよう。さらに、千賀が1番“自分らしさ”を表現したという「P.S.」の部分も「追伸なので最後にすべき」と、酷評に次ぐ酷評を受けていた。

（先生のお手本）
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ヒロミさん
　いつも楽しい会を催していただきありがとうございます。
　ヒロミさんのお話はとても勉強になります。
　おいしそうなシフォンケーキを見つけました。
　ご家族の皆さんでお召し上がりください。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　千賀健永
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（文末に「P.S.また今度、母の餃子持っていきます♥」）

■結果

　自信たっぷりの千賀だったが、工夫が裏目に出てしまい、「才能ナシ」最下位に。むらかみ先生から「一生懸命書いたのが伝わる」と言われたことだけが救いだが、幼稚な印象から抜け出すことはできるのだろうか……。

＊＊＊『プレバト!!』とは……複数の芸能人・著名人が特定のテーマにそって、俳句や生け花、水彩画などの才能を競う番組。毎週20％に迫る高視聴率を記録している同番組には、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Zなどのジャニーズアイドルも出演しており、多彩な才能を発揮し（または発揮できず）、番組を盛り上げている。

　この番組では評価の基準として、「才能アリ」「凡人」「才能ナシ」と3つのランクが設けられ、その道のプロが作品をジャッジする。また、「才能アリ」の評価を受けた中でも特に優れた成績を残した人は、「特待生」へと“昇格”する。「特待生」はさらに「5級～1級」「名人」そして最高位の「師範」と細かく分けられ、スキルアップを目指している。