キスマイの俳優班・玉森が年上役をナチュラルに演じたドラマ『リバース』、10.3%の好発進

2017.4.19

 玉森演じる浅見は、メガネをかけたクールな出で立ちながらも、生徒たちから「あさみん」と呼ばれ、休み時間には校庭で生徒たちとドッジボールで遊ぶ気さくな高校教師。その一方で、生徒に発する言葉のひとつひとつから、浅見も深瀬と同じく10年前の事件を引きずっていることがうかがえる、どこか陰のある役柄だ。

 キスマイの俳優班として、数々の主演映画・ドラマを務め上げてきた玉森だが、実年齢よりも5つ上の32歳という役柄や、年上の実力派俳優に囲まれての出演に、放送前はファンから心配の声も上がっていた。しかし、いざ放送が始まると、「玉ちゃんがすごくナチュラルな演技してた」「フラットな浅見先生に、玉ちゃんの雰囲気がぴったり!」「豪華なキャスト陣の中にいても、ちゃんと同級生に見えたね」と、玉森の演技を評価する声が見受けられた。

 玉森本人は、「ザテレビジョンZoom!! vol.28」(KADOKAWA)の中で「自分より年上のお兄ちゃんばかりなので、皆さんの背中を見ながら勉強する毎日です。役への向き合い方とか、現場での在り方とか、本当に学ぶことが多い。今の俺は、まだ、皆さんについていくことだけで精いっぱいだけど、大切なことをたくさん教えていただいているので、いっぱい吸収したいと思います!」と、実力派ばかりの環境について語っており、このドラマを成長のチャンスと捉えているようだ。

 そして、浅見のキャラクターについては、「話し方はすごく意識しましたね。髪型や衣装といったビジュアル面で変化をつけるのはもちろんなんですけど、それだけじゃなくて、学生時代と教師になってからでは話し方も違うんだろうな、って思ったんです。それから、同じ32歳の浅見でも、友達の前と生徒の前でもまた話し方は変わってくるだろうし。そこは、いろいろ自分の中で考えました」(同)と語っている。実年齢より上の役を演じることになっても、真摯な姿勢で役作りに取り組んだことが、高評価につながったのだろう。

 視聴者も悪夢を見そうなほどの“イヤミス”的な展開や、まだまだ明かされない広沢の死の謎。玉森演じる浅見がどのような表情を見せるのかも含め、今後の展開に注目していきたい。

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