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藤ヶ谷太輔出演のドラマ『櫻子さん』第3話、事件性のないストーリーで視聴率低迷! 見所は猫パンチのみ?

2017.5.11

 藤ヶ谷演じる正太郎は今回、櫻子と感情的に対立してしまったこともあって櫻子の相棒役としてはほとんど活躍せず、目立った出番も少なかった。対立した原因は、高校時代の櫻子が死んだ飼い猫を自らの手で骨格標本にしたと知ったことにある。いくら死んだからとはいえ、かわいがっていた猫を自分の手で切り刻むなんて普通じゃない、と話す正太郎。手をグーにしてスナップをきかせながら「思い出さなかったんですか? あの手で猫パンチしてたなとか。されたでしょ? 猫パンチ」と櫻子に食ってかかるがあっさりスルーされ、「人間の感情とかないんだ」と心の中でつぶやく。

 その後も、高校生の入山を冷たく突き放す櫻子に、「情とかないんですか? あなたはロボットですか?」と憤りを露わにする正太郎。「ロボットではない」と当たり前の答えをされ、「全然櫻子さんのことよくわかりません」と会話を打ち切った。前回は櫻子と少し打ち解けたように見えたが、今回は櫻子の一筋縄ではいかない変人ぶりにタジタジになりながらも、正義感を発揮して、なんとか考えを変えさせようとするいじらしさを見せた。

 ファンの注目を集めたのは、謎を解き明かした櫻子が「お前のせいでパテラ(昔飼っていた猫)のことを思い出してしまった」と正太郎の肩のあたりを小突いたシーン。その様子を見ていた磯崎齋(上川隆也)が「今の猫パンチかな?」とつぶやくと、正太郎はなぜか心の底から湧き上がるような笑顔を見せた。この場面にファンからは「私も藤ヶ谷くんに猫パンチしたい」「猫パンチされてうれしそうな藤ヶ谷くんがツボ」といった声が上がっていた。

 このほか、櫻子が来たのを見て隠れたらあっという間に見つかったシーンなどを踏まえて「藤ヶ谷くんドジな役も意外と似合う」との声も。「正太郎が次第に櫻子さんを理解していく過程がしっかり描かれていてよい」といった感想もあった。視聴率的にはかなり厳しい水準に入ってきてしまったが、制作側にはドラマとしての軸をしっかりと確立して反転攻勢を狙ってもらいたい。

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