原作ファンですら理解できない展開と、嵐の小ネタが散りばめられた相葉の主演ドラマ『貴族探偵』第7話

2017.6.1

 第1の見せ場としては、愛香が愛用するスマートフォンの音声アシスト“ギリ”の声を演じていた仲間由紀恵が、謎の秘書「鈴木」として登場。終盤には“ギリ”の謎も提示され、これまで単なる音声アシストだと思っていた視聴者を裏切る、戦慄の展開を見せるのだった。

 第2は、こっそりと嵐との“コラボレーション”が散りばめられていたこと。まず、都倉と前妻の息子、忠仁(藤原季節)が「共通の友人とレイトショーを見に行ってた」とアリバイを証言するシーンでは、二宮和也が出演している映画『暗殺教室』のワンシーンが流される。そして、山本たち執事が、謎解きをするときに使う再現映像の冒頭に「鍵のかかった部屋」と、大野智主演ドラマ『鍵のかかった部屋』(同)のロゴと非常によく似た文字が登場。また、都倉が死んでいた部屋にあったチョコレートが、松本潤の主演ドラマ『失恋ショコラティエ』(同)を連想させているのではないかとの指摘もあり、嵐ファンからは歓喜。

 一方、ドラマの視聴率を支える原作ファンは、今回の展開については「『連続ドラマ』としておもしろくなるような改変や演出をドドンと盛り込んでる」「完全に原作ファンも想像できないところに来てしまった」「すごい! 原作ファンなのに一切わからない!」と大絶賛。また、放映日は原作者・麻耶の誕生日ということで、エンドロールの麻耶の名前の横にバースデーケーキのアイコンが付けられるなど、遊び心にあふれたところも原作ファンに喜ばれていた。

 貴族探偵の“闇”に触れ、ゾクッと背筋の凍るようなエンディングを迎えた第7話。これから切子の死と貴族探偵の関係はどう明かされていくのだろうか。

コメント

  1. 名無しだJ より 2017年6月2日 3:19 PM

    「原作ファンが理解できない」というタイトルだったので来てみたら、「予測できない」という内容の記事でしたね。
    7話は自分には難しすぎる内容でした。殺人の動機も秘書をかばう妻の気持ちも全く理解できません。
    人間が描けていないというと本格ミステリーファンに「それって20年以上前にさんざん議論になったし」って笑われるけど、本格ミステリーとカテゴライズされる作品だって、名作として残っているのはちゃんと感情移入できるものです。
    ドラマを見る限りロジックも破たんギリギリだし、これで良しとする原作ファンの気持ちもよく分からん…。
    登場人物は記号でしかないなんて、しかもそれを月9のドラマにするなんて、おばちゃんには理解できない(泣)

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