そんな“兄貴”らしい姿を見せた滝沢だったが、渡部にイジられてタジタジになる場面も。博多うどんを提供する店では、さっぱりとした「すだちかけうどん」を試食した滝沢。ここで渡部が、滝沢の食レポにアフレコをすると言い出す。もちろんマジメにやるはずはなく、「信じられない！　今までしたことがない顔をしてしまいそうだ！」と、渡部は滝沢に変顔をするように仕向ける。見事に歌舞伎の“にらみ”をきかせた滝沢に、今度は有岡が「『滝沢歌舞伎』！　すご～い！」とフォロー。終始バツグンのコンビネーションを見せていた。

　ファンからは、「タッキーと有岡くんがいいコンビだった！　なんか兄弟みたいだねこの2人（笑）」「漫才コンビみたいなとこもあって爆笑した～タッキーと有岡くん、すでに出来上がってるな!?」「今日の有岡くん、タッキーの息子にしか見えませんね……！」と、滝沢と有岡を兄弟や家族に例える声が。本来の“先輩後輩”関係よりも、もっと身近な関係性に見えていたようだ。

　また、滝沢がパーソナリティを務めるラジオ『タッキーの滝沢電波城』（10日放送、ニッポン放送）に有岡がゲスト出演した際も、2人の“師弟関係”を感じさせるエピソードが語られていた。

　2006年に初演が行われた、滝沢が座長を務めた舞台『滝沢演舞場』に、当時まだジャニーズJr.だった有岡も出演していた。有岡は、あるダンスの部分で1人ふざけていたらしく、そんな姿を見た滝沢がJr.を全員集めて叱りつけたとか。有岡はこのとき、「怒られているのは自分だ」と思い反省したそうだが、滝沢はあくまでも「全員に怒ったの」とのこと。『滝沢演舞場』は“出演者全員で作る舞台”だということをJr.たちに伝えたかったそうで、滝沢はラジオの中で「有岡がああいうことをやってくれなかったら、こういう厳しいというか、男社会の舞台にならなかったですよ。すべては有岡のおかげだよ」と感謝。有岡もまた、「あのとき滝沢くんにちゃんと言われたおかげで、加減がわかるようになった」と、滝沢の教えが今も役立っていると語っていた。

　特別共演が多いワケではないが、実は深い絆がある滝沢と有岡。今後も“先輩後輩”を越えた仲の良さを、さまざまな場面で見せてほしいものだ。