今回は、ファン待望の錦戸と薮の絡みがストーリーのメインとなった。交渉に行く際、司がカキタニの好みを事前に調べて用意した手土産を「凡庸」だと腐したにもかかわらず、自分が用意したかのように差し出す田所。第3話に続き、司の手柄を次々に横取りする田所の“イヤな後輩”ぶりは、今回も絶好調であった。

　出来上がったTシャツを、田所は“自分の仕事”として上司の土方俊治（佐藤隆太）にアピール。しかし土方は、「よくやったな、お前ら」と、“2人の仕事”として激励した。不満顔の田所と、はにかむ司の対比も強調されており、スカッとした視聴者も多かったようだ。

　イヤな後輩として描かれている田所だが、ちょっとかわいい一面を見せる場面も。「たところ」と読む自分の名前にこだわりのある田所を、きちんと「たところ」と呼ぶ司に、喜びが隠せない田所。「司にちゃんと『たところ』って呼ばれてうれしそうだし、コイツ意外とかわいいのでは……？」「この2人、早く仲良くなってほしいなぁ～」「ウソをつかずに誠実に仕事を進めたい司と、ウソをついてでも仕事を成功させたい田所くんって、どっちが正しいとかじゃなく、両方が“仕事”だよね」と、ファンならではの“萌え”も、お仕事ドラマ的見どころも、錦戸と薮のコンビはしっかりと見せてくれたようだ。

　また、同ドラマの公式Twitterでは、第3話の放送前に「田所、嫌なヤツなんだけど可愛いんですよ　子供みたいに喜んだり不貞腐れたり…。好きになると思います」と、田所をフォローする一言が投稿されていた。「嫌なヤツなんだけど可愛い」という田所のキャラクターは、視聴者にしっかりと伝わっていたようだ。続けて「錦戸さんも薮さんもすっかりこの関係に慣れた様子。カットがかかった途端に先輩後輩に戻るのが可笑しい」とも書かれており、司と田所・錦戸と薮のほほ笑ましい“逆転現象”が撮影現場で起こっていると知ったファンからは、喜びの声が上がっていた。

　次回は、司と沙也加の仲に亀裂が入りそうな予感。その一方、2人のキスシーンもあるようで、ファンのみならずドキドキの展開になりそうだ。