ファンがここまでタキツバの登場に歓喜するのは、彼らの活動が“休止状態”にあったことが大きいよう。最近では、滝沢は映画『こどもつかい』の主演を務めたり、ライフワークとも言える舞台『滝沢歌舞伎 2017』を成功させたりと活躍し、今井もドラマ『屋根裏の恋人』（フジテレビ系）で主人公の既婚女性と恋に落ちる青年の役を体当たりで演じ話題となり、それぞれ個人の活動は順調であった。その一方、タッキー＆翼としては、15年9月にリリースされた「山手線内回り～愛の迷路～」を最後にCDシングルをリリースしておらず、コンサートも16年1月3～7日に行われた『YOUは何しに？タッキー＆翼CONCERT そこにタキツバが私を待っている 正月は東京・大阪へ』以来、開催されていない。

　ユニット活動が激減していることに加え、一部週刊誌では“不仲説”が報道され、ファンは不安を抱えるとともに、タッキー＆翼としての活動を熱望する声が続出。今年5月上旬には、ユニット活動がないことへの不満や不安をつづったタキツバファンのブログ（現在は非公開）が大きな話題となり、ジャニーズファン全体が彼らの活動に注目するようになっていた。

　そのため、『FNSうたの夏まつり』を見たファンからは、「やっぱタキツバ2人揃って歌ってる姿はいいね！　興奮が冷めないよ～！」「久々にタキツバとして2人の姿が見れて感無量……！　やっぱり1番好きなのはタキツバ！」と歓喜のコメントが多数寄せられており、中には「15周年記念コンサート早くやろう!!」「『FNS』見たらタキツバのコンサートに行きたくて仕方ない！」と、アニバーサリーイヤーのコンサート開催を心待ちにしているファンもいるようだ。

　一時はファンを不安にさせることもあったが、『FNSうたの夏まつり』をきっかけに、ファンはタッキー＆翼の魅力を再確認できたよう。9月11日にデビュー日を迎えるが、ファンが期待する知らせはあるだろうか。