この書き込みが反響を呼び、SMAPファンからのお礼に対して田中本人がリプライ（返信）する流れに。改めて、田中は27日に「We are smapで、草なぎさん、香取さんの曲を書かせてただいたゲントウキの田中潤です。家にスタジオもあります。去年、同じビクターから10年ぶりにアルバムも発売しました。よろしければ出させてください」と、立候補。AbemaTVで放送中の『Wの悲喜劇～日本一過激なオンナのニュース～』の主題歌で、信近エリが歌う「Love Me Through The Noght」の作・編曲を担当している点もしっかりアピールしている。

　また、その直後にも「度々、すいません、Abemaさま、うちで『短い髪』僕がピアノ弾いて、3人が歌うとかどうでしょうか？（稲垣さん、歌いたかったってDVDで言ってた）」と、具体的なシチュエーションを提示しながら申し出。以後はファンに拡散希望やツイートのまとめページの作成を呼びかけた結果、実際に一連の投稿やファンのリアクションが集結した「Togetterまとめ」のページが出来上がった。

　ファンも「#AmebaTV」「#72時間ホンネテレビ」といったハッシュタグをつけて「ぜひ見たいです！」と賛同し、田中がそれらをリツイート。田中は、27日午後11時台に「RTばかりですいませんでした～ 共演をなんとか実現させたいです。なんにせよ、表現者が組織の意思で表現できなくなってしまうのが当たり前の社会が変わればいいですね」とストレートな気持ちを放出した。

　草なぎと香取が歌う「短い髪」は、しっとりとしたバラード曲で、『We are SMAP！ 2010 CONCERT』では草なぎがピアノ演奏を披露している。田中のツイートにもあった通り、稲垣はコンサートDVD＆Blu-rayのメイキングにて「剛くんと慎吾がやってる『短い髪』がスゴい好きで。ピアノで2人で（歌っている）。なんか、楽屋で2人が話してるみたいな、本当に2人の仲の良さというかね、“しんつよ”な感じがスゴい出てて」「『短い髪』、ボクも参加したかった」と、話していた。

　グループ解散後、メンバーがSMAPの楽曲を歌うことに関し、ネット上では著作権等管理事業者であるJASRAC（日本音楽著作権協会）の許諾を受ければ使用可能ともいわれているが、ジャニーズサイドやレコード会社などとなんらかの契約を交わしていた場合は、困難を極めるものとみられる。現在、田中＆ファンが実現に向けて盛り上げているが、11月の放送で奇跡のコラボレーションは見られるのだろうか？