A.B.C-Z塚田僚一が出演するドラマ『さくらの親子丼』(フジテレビ系)の第2話が、10月14日に放送された。平均視聴率は3.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)となり、第1話の4.2%から0.7%ダウン。第1話放送後には視聴者から「ちょっとテーマが重い」との声もあったため、その影響が少なからずあったようだ。
同作は、主人公の九十九さくら(真矢ミキ)が営む古本屋「九十九堂」の店の奥にある、「たまりば」と呼ばれる場所が舞台。そこでさくらは、空腹で訪れた客に無料で“親子丼”を提供していた。そのウワサを聞きつけた家出少女の二宮あざみ(吉本実憂)は、非行仲間の正木リエ(柳美稀)とともに、「たまりば」へやって来る。そこであざみはさくらが作る親子丼に感動し、「たまりば」へ通うように。第1話では、あざみが自分の過去をさくらに語り、さくらの亡くなった息子の死にあざみとその母親が関わっていたことを知る、といった展開だった。
第2話では、以前「たまりば」へよく来ていた少女・佐伯風花(浅川梨奈)が、娘を連れて久々に「たまりば」を訪れる。さくらと風花の会話の様子を見ていたあざみは、自分の娘を怒鳴りつけていた以前の風花とかけ離れていたその姿をいぶかしむ。しかし、あざみがそれをさくらに言い出すことはなかった。
さくらの息子が亡くなった原因は、バイト先で母親にナイフで刺されそうになった子どもをかばい、自身が刺されたためだった。息子が命がけで守った子どもが実はあざみだったことを、塚田演じる中西俊太に伝えたさくら。俊太は、現在あざみと共同生活を送っているさくらの心情を案じずにはいられないようで、「一緒に暮らしていいワケ? ……ていうか、ダメでしょ?」と問い詰めた一方、「あの子が本当のこと知ったらどうなる?」とあざみのことも心配していた。俊太の優しさが見えた場面だったが、さくらはその心配をよそに、息子が命を賭けて守ったあざみの面倒を見ようと考えているようだった。
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