主人公・レイジと同様、イギリスで生活していたことがある岡本はかなりの洋楽好き。過去にはジャニーズアイドルとしては珍しく、洋楽専門雑誌「rockin’on」（ロッキング・オン）のインタビューを受けたことがある。そこでは、スマッシング・パンプキンズやレッド・ホット・チリ・ペッパーズなど、好きなバンドへの愛を語っていた。この日の放送で、「なにか本を読みたいな、と思ったときに、まずは先輩の本を読んでみようと思った」という岡本。どうやら最初は軽い気持ちで手に取ったようだが、馴染みのある音楽が登場し、自分と似たような境遇にあった青年が主人公である小説は、岡本にとって興味を持ちやすく、読みやすかったのかもしれない。
　
　加藤も自身の小説に具体的なバンド名や曲名を出すのだから、岡本と同じように洋楽が好きなのかも。岡本と加藤が“音楽談義”に花を咲かせている場面を見てみたいものだ。