「嵐じゃなかったら呼ばれてない」! 二宮和也・櫻井翔が語った、アイドルであることの“プライド”
2017.10.28
また、番組には『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』で共演した俳優の綾野剛がVTRで登場。綾野は二宮が「ボクは役者ではなくアイドルだ」と言っていたのが印象的だったと明かし、二宮は“エンターテイナー”だと評価。それゆえに、映画の現場だと誰よりも役者になりきってしまうのだとか。「今自分がなにを求められて、この場所に立っているのかということを、感覚的にわかっている」とベタ褒めしていた。
この発言の真意を司会の有働アナに聞かれた二宮は、「ボクがたぶん嵐やってなかったら、(映画に)呼ばれてないです。というのは、やっぱり忘れちゃいけないことだろうなとは常に思いますね。自分がじゃあ同じ年数、俳優さんのお仕事だけをやらせてもらって、呼ばれる現場だったかなと思うと、やっぱりそうではないと思ってます」と冷静に自己分析していた。
また1つの作品を作るのに、俳優の他にもアーティストや芸人、そしてアイドルといったさまざまな職業のキャストが集められているということに触れ、「自分もその一端として呼ばれているんであれば、自分は“俳優”になったらいけないなっていうのがどっかあって」と発言。アイドルとしての経験を踏まえた上でオファーされているのであれば、「より『いや、オレは(俳優だ)』という感じにはならなかった」と語った。
奇しくも、10月24日発売の「週刊朝日」11月3日号(朝日新聞出版)では、メンバーの櫻井翔が「『嵐』であることが、僕らの存在理由のすべてですから。『嵐』だから映画やドラマに出ることができる、報道の現場に立つことができる。『嵐』じゃなかったら、なんにもないですからね」と発言しており、二宮と同じスタンスで俳優・キャスターの仕事などに臨んでいると語られていた。彼らが“アイドル”であること、そして“嵐”であることにプライドと自信を持っていることがよくわかる発言と言えるだろう。
今回の放送を受け、ネット上では「すごく謙虚なのに、それが自然体であるというのがよく伝わった。ステキなインタビューだったな~」「アイドルであることへの矜持を感じた。やっぱりカッコいいな、ニノ!」「アイドルも俳優も、あくまで“自然体”で、自分のやりかたを確立してる。本当にデキる男だね」との声が上がり、二宮の仕事の姿勢に胸を打たれたという感想が多かった。
メンバーそれぞれ個性を活かし、俳優やバラエティ、そしてアイドル業で活躍している嵐。二宮や櫻井の発言には、なぜ彼らが“第一線”を走り続けられるのかというヒントが隠されているようだ。
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