A.B.C-Z塚田僚一が出演するドラマ『さくらの親子丼』(フジテレビ系)の第5話が、11月4日に放送された。平均視聴率は3.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)となった。
主人公の九十九さくら(真矢ミキ)は、自らが営む古本屋「九十九堂」で親子丼を無料で提供していた。「たまりば」と呼ばれるその場所には、不良少女の二宮あざみ(吉本実憂)や、幼い娘を虐待してしまった若い母親、摂食障害を抱えた教師など、ワケありの人々が訪れ、親子丼を食べ、そして自身と向き合っていく。さくら自身も息子を殺された過去があり、娘の恭子(本仮屋ユイカ)との間に問題がないわけではなかった。
第5話では、とうとう恭子が兄・雄平の死にあざみが関わっていることを知ってしまう。彼女がそれを知ったきっかけは、中西俊太(塚田)がついうっかり“口を滑らせた”ためだった。雄平の17回忌の後、居酒屋で飲んでいた俊太と恭子。なぜか元気のない恭子に、俊太は「話聞くよ?」と気遣う。すると恭子は、さくらが雄平の部屋をキレイに片付けてしまったことがショックだったと吐露。俊太は、「さくらさんは、自分の気持ち切り替えなくちゃ、と思ったんだよ」と彼なりの意見を語る。16年もそのままの状態だったものを今更片づけることはないのではないか、と恭子は考えているようだが、そこで俊太は「だってあざみと出会ったからさ、しょうがないでしょ」と返してしまうのだった。
さくらの息子、すなわち恭子の兄・悠平は、あざみの母親が殺したのだ。これまでその事実をはっきりと理解していたのはさくらと俊太だけだったが、俊太の“うっかり”により、恭子がこの事実を知ってしまうことに。恭子はすぐに九十九堂へ向かい、あざみの面倒を見ているさくらに「あの子をこの家に入れるのは絶対にイヤ」と訴える。さくらは「母さんも最初はどうしていいのかわからなかった。あざみは、悠平の命を奪った家族だって、すぐにこの家から追い出そうと思った」と恭子に共感するも、結局、あざみの面倒を見続けることを理解してほしいと語りかけるのだった。2人がそんなやり取りをしているところに、あざみが偶然居合わせてしまう。彼女もまた、“たまたま”悠平の死に自分が関わっていることを知ってしまうのだった。
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