「ジャニオタ生態図鑑」No.1 ジャニーズJr.にデビューは望まない……“同担拒否”の女インタビュー【後編】

2017.12.30

ーーーJr.担はみんなデビューしてほしいのかと思ってました……。そういう考え方もあるんですね。

Aさん でも、そろそろ“賢者タイム”なんですよ、私たち。

Bさん 「なんであんなに必死だったんだろう」って、ちょっと冷静になっちゃうんですよ。

ーーーちょっと待ってください、急にどうしたんですか?

Aさん この前行ったコンサートで、同い年ぐらいの同担と、やむをえなく隣の席になったんですよ。Mくんが近くに来たとき、その人が「うわあ! どうしよう! カッコいい! 近い近い!」ってすごくはしゃいでて。でも、私にとってそこは全然いい席じゃなかったから、そんな風にはしゃげなかったんです。その人は遠征で来てて、そんなに現場にたくさん入ってるワケじゃないから大興奮してて。その様子を真横で見て、「これが普通の応援スタンスなのか」と気づきました。コンサートには1人で行くことが多かったから、普通の人の感覚を忘れてたんです。確かに、今考えたら相当近くに来てた(笑)。

ーーー“賢者タイム”っていうのは、具体的にどういう状態になっちゃってるんですか?

Aさん 「好きな現場以外は必死になって入らない」ことにしました。今までは担当が出てる公演には行かなきゃ気が済まなかったんですけど。私、『EX THEATER ROPPONGI』(東京・六本木)が大嫌いなんですよ。客席に人が密集してるから、誰にファンサしたのかわからなくて。Mくんには、私の顔を見てファンサしてほしい! なので、『EX』には無理して入らないかなあ。

Bさん 私は女ネタがきっかけで“賢者タイム”に入りました。傷口に塩を塗ることになるので、詳しくは言いませんが……(苦笑)。今は“賢者タイム”だけど、それと同時に次の現場が近づいているから、また必死になっちゃうかもしれないです。

Aさん 前まではコンサートや舞台を見にに行かないと担当が見られなかったけど、最近はテレビにもよく出るようになったので、賢者になりつつあるんですよね。『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)も、昔はバックで踊ってるところしか見られなかったから会場に必死で行ってたけど、今はJr.がメインで出ることが増えたから、「わざわざ会場に行かなくてもいいや」と思うようになりました。……と言いつつ、やっぱりMくんの視界に入りたいから、現場には行くと思いますけど(笑)。

■研究結果

 「同担拒否」のファンは、とにかく担当への愛が重い! 真っ直ぐに担当を見つめ、ファンでいることを楽しみ、時に迷いながらも担当に会いに行く。「同担拒否」とは、実はもっともすがすがしい“愛情表現”なのかもしれない。

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