草なぎ剛といえば、ひと頃は「いい人」、最近は「草食男子」の代表のようにいわれます。
今年も、結婚相談所の「パートナーエージェント」が発表する「草食男子・肉食女子」に関するアンケート調査で、草なぎが3年連続で1位に輝いたばかりです。
なるほど、『冬のサクラ』の稲葉祐のような澄んだキャラクターをしっくり演じる草なぎに、そうしたイメージはピッタリです。
ただ、実際の草なぎは、いい意味で少し違うのかもしれません。
そのアンケート調査で初めて1位に選ばれた2年前、草なぎは『山のあなた~徳市の恋~』(東宝、フジテレビ)に主人公の徳市役で出演しましたが、興行収入的には不振でした。
すると草なぎは、あのビートたけし監督に映画出演を直談判。それも、アポをとり然るべき場所で面談したのではなく、たけしが仕事が終わった後に食事で入った焼肉店で待ち伏せたというのです(「日刊ゲンダイ」09年3月18日付)。
アイドルとしては曲がり角に来ている年齢だけに、ひとつひとつの仕事で結果を出さないと不安だったのでしょう。
行為に賛否両論あるでしょうが、少なくともそこに「草食」と称されるようなひ弱さや消極性は感じられません。場所が焼肉店だけに、その行動はまさにたけし監督をターゲットにする「肉食系」です。
映画、ドラマ、バラエティ、地デジ大使と完全復活した原動力は、内に秘めた“肉食系の意気込み”だったのかもしれません。
2年前の事件から完全復活した草なぎ剛の活躍ぶりは、『Jマニア117』の特集記事に詳しく解説されています。
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