KAT-TUN中丸雄一、“田口脱退”を発表した『ベストアーティスト』のことは「記憶が飛んでる」

2016.2.8

 中丸いわく、その収録の時は、田口脱退をファンに隠しておく後ろめたさから解放されたものの、田口が抜けるまでの「不思議な期間」のスタートを意味し、「どう振る舞っていいか、僕自身がわかっていないというか……」と戸惑っていたのだとか。ただし、アイドル=「人が前向きになるための象徴」と断言する中丸は、アイドルである自分たちがラジオで暗くなることを避けたい一心で、田口に“軽いツッコミ”を入れたつもりだったのだとか。と言いつつも、今回のインタビューでは「心の底で、思ってることなんでしょうね」と本音も漏らしていた。

 グループ結成から5年、赤西仁&亀梨がJr.時代にドラマ出演などで圧倒的な人気を誇り、まさに「満を持して」迎えたKAT-TUNのデビューは、シングル&アルバム&DVD同時発売という異例の扱いだった。シングル「Real Face」に至っては100万枚以上を売り上げるなど、“華々しいデビュー”うを飾ったことは間違いない。しかし中丸は、あまりにも我の強いメンバーが集まっていたため、「このままのグループの形では、長く続かないかもしれないって不安感や危機感を、僕はうっすらですけど持ちながらステージに立っていた」とその心情を赤裸々に明かしている。

 それでもインタビューの最後は、「10年後に会うなら6人かな」と、先に脱退した赤西・田中聖をふくめて笑い合える日が来ると確信しているよう。いまなお田口騒動の渦中にあり、複雑な気持ちを消化しきれないという中丸が、なぜ明るい未来を予言できるのか。年長者としてグループを下支えしてきた中丸の心情が吐露されたインタビュー、ぜひとも熟読してほしい。

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