その中で異彩を放っているのが、8位にランクインしている「チョモランマの唄」。これは、08年に行われたコンサート『SMAP 2008 super.modern.artistic.performance tour』の中で、舞台転換中の映像に使われた楽曲。労働歌調のメロディーに乗せ、「辛き時こそ笑え　怒れる時こそ笑え　幸せに生きることは　簡単なことさ」と歌ったもので、SMAPの隠れた“応援ソング”としてファンの間で知られていた。

　しかし、今までシングルにもアルバムにも収録されておらず、「みんなを勇気づけるSMAPの曲を集めたアルバム」をテーマにファン投票で楽曲が決まったベストアルバム『SMAP AID』（11年発売）でも、上位15位までが収録されるところを20位という結果であった。

　25周年記念のベストアルバムで初めて音源化することが決定したため、「チョモランマやっと音源化うれしい～！　投票してよかった！」「まさしく、ファンが選んだって感じのベスト50だね。チョモランマCD化めでたい！」「音源になるどころかベスト10に入るって（笑）最高かよ！」と、ファンは大興奮。見事『SMAP AID』の“リベンジ”を果たすことができたようだ。

　また、『SMAP 25 YEARS』は上位50曲をリリース順に並べた曲順となっているのだが、なんと最後の楽曲は、15年リリースの「華麗なる逆襲」。ランキングでも11位に入る人気の高さで、「最後に『華麗なる逆襲』ってかっこよすぎ」「ラストを飾るのが『華麗なる逆襲』って、本当粋すぎて闘志みなぎる」「リリース順とはいえ、これは偶然と呼ぶのか必然と呼ぶのか……」とファンも驚き、SMAPの“逆襲”に期待を寄せている。

　ベストアルバム『SMAP 25 YEARS』は12月21日に、シングル曲のプロモーションビデオを集めたBlu-ray／DVD『Clip！ SMAP！ コンプリートシングルス』は同28日にそれぞれ発売される。待ち遠しいのと同時に切ない気持ちになってしまいそうな作品だが、SMAPの25周年を祝い、手に取る時はぜひ笑顔でいたいものだ。