『視覚探偵 日暮旅人』でテンション高めのチンピラを演じる上田竜也、「アホ愛おしい」と好評

2017.1.27

 上田本人は「ずっとチンピラ役が多かったこともあって、いろんなタイプのチンピラをやりたいなって思ってて。(中略)また新たなチンピラの引き出しを増やせるようがんばります(笑)」(「POTATO」17年2月号、学研プラス)と、亀吉の役作りに意欲的な様子だ。今作が初顔合わせになる堤の演出には驚きの連続だそうで、「毎回…毎日…毎シーンかな。“ここは追加でこれを”“こういうことをして”と堤さんからのアイデアが飛んできて」「自分が思う亀吉とは全く違う喋り方になったり。例えばいきなりおネエっぽくなったりとか」と、今後のオンエアが楽しみなコメントも。

 亀吉という人物については、「今の自分の認識では旅人も雪路も色々なものを抱えている中で亀吉だけは、悪い言い方をすれば何も考えていない(笑)。それがいい味なのかなと思っています」と、謎多き主人公・旅人とは対照的な、作品のスパイスとして役を捉えているのだそう。

 若手を含め演技力が確かなキャストと、凝った絵作りや演出を含めて注目を集めている本作。亀吉は原作にはないキャラクターということで、演出の堤はもちろん上田本人も試行錯誤している部分も感じられるが、初回では意外な愛されキャラとして物語にしっかり貢献している。片親で育った亀吉が、やはり両親のいない灯衣に親しみを込めて「家庭複雑子ちゃん」と話しかけたりするシーンがあったが、撮影現場では実際に灯衣役の萌乃ちゃんともうちとけて遊んだりしているそうで「オレ、小さい子からは大体泣かれるか、見て見ぬフリをされるかなんだけど、灯衣は珍しくそうじゃないコ。懐いてるのかバカにしてるのかわからないけど(笑)」(「+act」2017年2月号、ワニブックス)と語っており、この関係性も自然な亀吉の演技に結びついているよう。今後の作品ではヤンパパ役など、役者として新しい一面も見せてくれるのでは……という期待も持たせてくれるこぼれ話だ。旅人をめぐる物語の行方はもちろん、亀吉の画面での暴れっぷりからも目が離せない。

コメント

  1. 名無しだJ より 2017年2月6日 9:40 PM

    亀吉って原作にもいたキャラクターだったと思いますけど…。

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