美少年から“仕事人”まで! 大倉忠義の俳優業を振り返る

2017.2.6

2)からくり屋の源太役『必殺仕事人2007』
<ドラマ内容>
 南町奉行所に着任した見回り同心の渡辺小五郎(東山紀之)。剣技に秀で、実は“仕事人”の一員だが、その技量を奉行所では隠して昼行灯として振る舞っている。そんな中、老舗の米問屋・上総屋が火事になり、主人夫婦が亡くなる。娘の佐知(星野真里)は、商売敵の播磨屋によるものだと主張し、敵討ちを決意。仕事人・小五郎と絵師の涼次(松岡昌宏)が依頼を受け、事件は一件落着のように見えたが……。

<役どころ>
 からくり仕掛けの職人。想いをよせていた料理屋の女将・薫(原沙知絵)が、土地売買商の加賀谷彦左衛門(石橋蓮司)、玄衛門(佐野史郎)親子への討ち入りで命を落としたことがきっかけで、“仕事人”となる。残された薫の息子・作太郎のためにも、敵を突き止め討とうと誓ったのだ。殺し技は、竹筒に仕込んだからくり細工の蛇を相手の喉元目掛けて飛ばし、喉仏に突き刺して潰す。

<コメント>
 ご存知・中村主水(藤田まこと)の名台詞「晴らせぬ恨み、晴らします」で常に高視聴率をマークしていた『必殺仕事人』。07年、ニューバージョンとして東山紀之で復活。主役の中村主水は番組の“顔”としての立場を担うが、これまでの中心的な立場から一歩引き、新メンバー達を束ねる元締め的立場で登場。中心にはジャニーズ事務所の大御所=東山、また新たな仕事人として松岡昌宏、大倉忠義が起用され、庶民の味方となって恨みを晴らしていく。

<似合度チェック(役柄と本人を比べて)>
性格  ★★★★
似合度 ★★★★

3)神宮寺くん役『歌姫』
<ドラマ内容>
 高度成長期、日本が活気に満ちあふれ発展を遂げる中、戦争の傷跡を残したまま、土佐清水の田舎で映画技師として住み込みで働く男がいた。戦前の記憶を失しなってしまった太郎(長瀬智也)は、助けてもらった映画館“オリオン座”の館主=岸田勝男(高田純次)の元で働くようになって10年。会った時には子供だった映画館の娘=鈴(相武紗季)も年頃になり、その太郎に好意をいだくようになっていた。そんな鈴の好意を受け止めようと思い始めていたある日、太郎と結婚していたという女性が現れた。

<役どころ>
 失恋をきっかけにお遍路へ出かけ、偶然土佐清水にある鯖子(斉藤由貴)が経営する民宿“さば塩”に宿泊。次の日、宿泊代が払えないことからアルバイトをする事になった大学生の神宮寺。オリオン座で観たジェームス・ディーンの映画に影響され、ディーンスタイルを真似ている。太郎の生き方を敬愛し、映画の世界に徐々に興味を抱くようになっていく。

<コメント>
 07年10月、TBS系で放送されたこのドラマ。原作はサタケミキオこと宅間孝行の劇脚本。彼が率いる劇団『東京セレソンデラックス』により、『歌姫』を04年に上演。口コミで面白みが広まり、07年に再演された。俳優としても活躍する宅間孝行だが、ドラマでは演出家として参加。今回主演となった長瀬智也とは、以前『タイガー&ドラゴン』での共演がきっかけだったとか。

<似合度チェック(役柄と本人を比べて)>
性格  ★★★★
似合度 ★★★★

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