A.B.C-Zのファースト写真集『五つ星』は初週2万冊超えも!? オリコンランキングで4,903部だったワケ

2017.5.12

A.B.C-Z

「売れてないわけないでしょ!」

 4月25日に発売された、A.B.C-Zのファースト写真集『五つ星』(東京ニュース通信社)。台湾で撮影された楽しげな表情や大胆な露出のセクシーショット、メンバー同士の対談など、ボリュームたっぷりの内容になっている本作。しかし、5月8日付のオリコン週間写真集ランキングが、ファンに衝撃を与えていた。

 同作はオリジナルダイアリー付きの「初回限定版」と、「通常版」の2種類が発売されたのだが、「初回限定版」が3,790部を売り上げ第3位、「通常版」が1,113部を売り上げ第9位と発表。2形態合わせても、わずか4,903部にとどまっている。近年発売されたジャニーズアイドルの写真集の初週売り上げを見てみると、2012年にSexy Zoneが『Sexy Zoneファースト写真集 Sweetz』(集英社)を約2万6,000部、14年にジャニーズWESTが『おおきに。』(ワニブックス)を約2万8,000部(オリコン集計日前日の発売のため、2週目の売り上げも加算)、16年にジャニーズJr.内ユニット「Mr.KING」が『DREAM KINGDOM』(集英社)を約3万7,500部それぞれ売り上げており、『五つ星』の売り上げが大幅に落ち込んでいる現状が見て取れる。

 A.B.C-Zはデビューしてからこれまで写真集の発売がなく、17年は公式カレンダーも発売されなかったため、ファンにとっては待望の1冊。メンバーも自身のラジオや雑誌などで、作品への自信をのぞかせる発言をしていた。また、『五つ星』を手にしたファンからも、「えびの写真集、購入して本当によかった!」「あまりに素晴らしくて、絶句しました……!!」と好意的な感想が上がっていたため、この売り上げ部数の結果には、多くのファンが動揺を隠せない様子であった。

 その一方、オリコンが発表した部数に疑問を抱く声もあり、ネット上で購入部数についてアンケートをとったり、書店勤務の経験を語ったりする人まで現れた。というのも、今回発売された写真集を全国のTSUTAYA BOOKSで購入すると、『ミニトークショー&ハイタッチ会』の抽選に参加できる応募ハガキが封入されている。そのため、当選確率を上げるために複数冊購入し、抽選に応募したというファンの報告が多かった。また、出版元である東京ニュース通信社のオンラインショップがオリコン非加盟店であったことなどから、「オリコンに反映されていない部数があるのでは?」との疑惑が、ファンの間で浮上していた。

 そんな中、『五つ星』の編集を担当した東京ニュース通信社の「テレビガイドPERSON」公式Twitterが、5月9日の正午ごろに「A.B.C-Z初写真集『五つ星』の発売記念イベントに多数のご応募ありがとうございました!イベントは東京一か所のみの開催、さらに2000人限定人数にもかかわらず、総数は15101通!」と投稿。これにより、少なくともイベント応募ハガキの総数である1万5,101通と同数以上の写真集が売れていたことが判明した。さらに夕方には、「イベントの応募はがきは全国のTSUTAYA限定版にのみ封入されており、各所で発表されているランキングには反映されていなかったようですが」と、オリコンランキングに売り上げの一部が計上されていなかったことを示唆するコメントをしている。

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