最初は白と黒のグラデーションの衣装にしたかったそうだが、仕上がりが読めなかったため、安全なベロア素材の衣装にしたのだとか。さらにスーツを作る難しさを語った三宅は「（生地の張り具合は）作ってみないとわからないから、もっと時間があれば、たとえば1体、仮で作ってもらってバランス感覚を見れるんですけど」と、サンプルを作らずにそのまま衣装を製作したことを明かす。

「そういうチェックする時間がなかったんだよね（笑）。でき上がってきたとこ勝負みたいなところになって、パタンナーの人と僕は直接話ができるわけじゃなかったので、ヒヤヒヤしましたけど」と、実は相当不安だったようだ。衣装の仕上がりに一安心し、ホッとした三宅は「なんとかね、あいつらにも似合ったみたいで、よかったですよ」と声を弾ませた。

　また帽子については、普段滝沢歌舞伎でバックを務めているときは帽子などを被れないため、自分たちが歌う場面だからこそちょっとカッコつけたことをさせたかったと説明。「ダテ様（宮舘涼太）は帽子被せようかなと思ってて」「もうひとりくらいバランスを取るために必要だなと思って、渡辺（翔太）にベレー帽を被せたんですけど」と、2人に帽子を被せた理由を明かした。だが顔立ち的には、阿部亮平がベレー帽が似合うと思っていたという三宅。以前に阿部が戦場カメラマン渡部陽一のモノマネをしていたため、そのイメージが先行してしまうからやめたのだとか。

　三宅が手掛けたSnow Manの衣装は、マスタード色のベロアスーツという個性的なものだったが、彼らの年相応のオトナっぽさと明るいキャラクターによく合っていたとファンからは好評だった。今後も三宅には、ぜひとも後輩の衣装を手掛けてほしいものだ。