デビュー当時は「やらされてるだけだった」!? 関ジャニ∞が“大阪時代”の苦悩を語り、ファンから悲しみの声続出

2017.7.3

 その一方、デビュー後しばらく“大阪”や“お笑い”をテーマにした楽曲ばかりをリリースしていたことについて、葛藤を抱えていたことを告白。大倉忠義は「コミックソングじゃないけど、そういうので勝負しないで、ちゃんとストレートで勝負したいなっていうのは、確かに思ってた気がしますね」と吐露。特にメンバーの気持ちが揺れていたのは、06年にリリースしたシングル「∞SAKAおばちゃんROCK」のころだったと明かし、錦戸亮は「ようわからん衣装着て、ほんまやらされてるだけやったな。なんでこんなことしてるのかわからへん(と思ってた)」と、苦笑しながら当時を振り返っていた。

 それがきっかけとなり、歌詞や楽曲のタイトルに「大阪」を入れない“正統派”を目指し、バンドを始めることを決意。錦戸いわく、08年リリースのシングル「無責任ヒーロー」の際に、スタッフへ「いいかげんバンドでCD出させてください」と直談判しに行ったらしく、その後10年に初めてバンド形態でシングル「LIFE~目の前の向こうへ~」をリリース。錦戸は「それまでが明るい歌ばっかりやったんで、初めて真剣勝負しにいったっていうか」と語っており、この楽曲が彼らの大きな分岐点になったと、メンバーも感じているようだった。

 この放送にはファンから「メンバーがどんな思いでそれぞれ今まで頑張ってきていたのかよくわかって、すごく見ごたえがあった。永久保存版!」「改めて関ジャニ∞が好きだと思ったし、好きでよかったな~ってしみじみ感じた」との感想も多数あったが、「大阪時代があったからこそ今のエイトがあるのに……なんか過去を否定された気になっちゃったなあ」「本人たちは嫌がってたみたいだけど、大阪コミックバンド時代がなかったらエイトと出会ってなかったよ。『やらされてた』なんて聞いたら寂しい気持ちになる」「昔の自分たちを否定しないで、ちゃんと肯定してほしい。あの時のエイトを大好きだった人もたくさんいるよ」と、彼らの発言にどこか寂しさを感じてしまうファンも少なくないようだ。

 関ジャニ∞の成長を知っているからこそ、過去の自分たちを「ダメだった」というニュアンスで語ることに、ファンは抵抗してしまうよう。どんなに大きなグループになっても、原点を忘れずにいてほしいものだ。

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