しかし、光一によると「ウワサ、ウワサ、ウワサだよ！」と、実際に「ジパング」が結成されることはなかったのだそう。一方、長瀬は「KinKi（の2人）と一緒のグループになるんだ」と思っていたそうで、TOKIO国分太一が「（一緒になるって聞いて）うれしかった？」と尋ねると、長瀬は「うれしかったすね」と告白。

　「だって、そりゃそうでしょ！　先輩たち（TOKIOのメンバー）と同級生（KinKi）だったら、同級生とるに決まってるんだから！」と、当時中学生だった自身の明かされざる苦悩を暴露していたのだった。

　この告白を聞いていたTOKIO山口達也は、「オレと長瀬は7歳違うわけよ。オレの7コ上っていったらマッチさん（近藤真彦）なワケよ。同じグループ組めるワケない！」と当時の長瀬の心境を回顧。すると、他のメンバーも当時長瀬が置かれていた状況が把握できたのか、「いや～すごいわ！」（国分）、「そっか、そうだよね～」（光一）と納得し、山口からは「（ボーカルを引き受けてくれて）ありがとうね～」と感謝され、なぜかスタッフからも拍手が湧き起こっていた。

　今回は、光一とTOKIOが、先輩のバックダンサーに付いていた頃の話や、合宿所でのエピソードなど大いに盛り上がっていた。しかし気になるのは、予告されていた「生まれて初めて聞かれました」のコーナーが全く放送されていなかったことだ。

　テーブル上の、同コーナーで使用されたであろうカードは減っていたため、どうやら編集でカットされてしまったようだ。思い出話は尽きないという様子の光一とTOKIOを見るあたり、他にも放送されなかったエピソードはたくさんありそうだ。

　盛り上がりすぎてしまった6人の「未公開トーク」が放送される日は、果たしてくるのか。ぜひ、期待したいものだ。
（吉本あや／ライター）