2位：藤ヶ谷太輔：ストラッピーのワンピース水着

　なぜか“ニヤニヤ”しながらデザイン画を書いていた藤ヶ谷。そんな彼は「ストラッピー推しで考えまして……」と、紐を多用した軽やかなヌケ感のあるデザイン画を披露した。ワンピースタイプながら、胸元には大胆に網目があしらわれていた。背中も大きく開いており、藤ヶ谷いわく“品のある露出”をテーマに考えたとか。また、水着の柄は流行のペイズリー柄で、落ち着いたブルーの色味に決定。流行のハイネックも取り入れたトレンド感が、アドバイザーからも好評であった。しかし、着方がまったく考えられておらず、そもそも着られない形になっていたため、再考を求められてしまうのだった。

　アドバイザーの指摘から、背中のストラップの留め具を増やすことに。試行錯誤の末出来上がった水着は、ほぼ藤ヶ谷のデザイン画通りであった。女性審査員からのコメントも、「胸元のデザインがオシャレ！」「大人も安心して着られる」「太って見えない色が◎」と、藤ヶ谷のデザイン意図が伝わったものとなっていた。

1位：千賀健永：マーメイドビキニ2017SS

　胸に入れるパッドを「おっぱいガード」と呼んだり、ワンピースタイプの水着を「スクール水着」と評したり、不安を煽っていた千賀がなんと堂々の1位。千賀はビキニタイプの水着を考案し、上半身は貝殻風の形にした。貝殻の形を表現するべく、二重構造にした外側の生地がフレアするようにし、独特な形を作り上げるとのこと。さらに胸元には外国の金貨を装飾としてつけ、高級感を出した。ところが、金貨は直射日光が当たることによって高温になり、やけどするおそれがあると指摘され、水着に使うのはNG。「でもボク、見たんですよね……」と食い下がる千賀だったが、一般的に使われているのは、プラスチック素材を金色に着色したものだそうだ。

　出来上がった水着は、千賀考案の貝殻デザインが軽やかで、女性審査員からは「貝殻ビキニがすごいカワイイ！」と上々な反応。さらに、くびれ部分のクロスデザインも「ウエストが細く見えそう」と女性の心をしっかり掴み、「売ってたら絶対買う！」という意見が出るほどの出来栄えであった。泉からも「かわいいですね、コイン」と、素材を再考して制作した揺れる金貨が高評価を受けていた。ファッションに自信を持っている千賀が、バツグンのセンスを見せつける形となった。

＊＊＊『キスマイBUSAIKU!?』とは……毎回テーマに沿って「自分がカッコいいと思う振る舞い」を演じ、順位を競うKis-My-Ft2の冠バラエティ『キスマイBUSAIKU!?』（フジテレビ系）。「キスマイのファンではない一般女性」が審査員となり、“チョーカッコイイ”から“ブサイク”までメンバーをランク付けするという斬新な内容が受け、ジャニーズファンだけでなく、一般視聴者からも支持を得ている人気番組だ。

　基本的には、女性を“キュン”とさせる言葉や振る舞いをすることが高評価につながるが、「女性に贈る誕生日プレゼント」などセンスが問われるテーマや、「働く彼女に作る弁当」など料理の腕が問われるテーマなど、一筋縄ではいかないものも。そのため、メンバーの順位は放送ごとに大きく変動し、テーマによってメンバー1人1人の得意不得意も見えてくるのが、『キスブサ』のおもしろさでもある。