KinKi Kidsファンは「永遠に蚊帳の外」!? 『関ジャム』の反応から見る、ちょっと特殊な“図書委員”のスタンス

2017.8.29

 この話の流れで剛は、「自分が光一にやらせてみたいこと」と「世間が求める光一」が乖離していると語り始める。そして、予告でファンが思わずザワついた発言が飛び出すのだが、本放送では剛の発言のニュアンスがかなり違った印象に。剛は「世間の人からすると……」と切り出し、「光一と友達でもないし、時間をすごく共にしたワケでもない人やから、結構賛否両論になるけど、時間をずいぶんと共にしてるオレからしたら、『めっちゃおもろいのにな』みたいな」と語っていた。要するに、KinKi Kidsの音楽を受け取る側のファンや一般層から“否”の意見があったとしても、それは「光一と友達でもないし、時間をすごく共にしたワケでもない人やから」ということらしい。そんな考えから、剛は光一がソロ曲では書かないであろう“女性詞”を、あえてKinKi Kidsの楽曲として書くことがあるとも語っていた。

 また、“KinKi Kidsらしさ”についても独特な回答が。剛は「キンキらしさは特にないっていうのがキンキらしさですかね」と答えており、「第三者が勝手に決めてるんですよね、僕らのことを。皆、その謎解きを一生懸命やろうとしてるけど、僕ら的には何も考えてない」と、正直すぎる言葉が飛び出した。ここで、光一から「どうしても2人組って比べられるんですよ」との発言が。彼らはそれぞれソロの活動も活発に行っているため、「ソロのときの気持ちを2人でやってる時の気持ちの違いを教えてください」と聞かれる機会があるようなのだが、光一いわく「そんなにスイッチを切り替えてやってるワケではないし、自然なんですよ」とのこと。ファンが2人の関係性などをあれこれ考えてしまうことを、一蹴したかのような発言であった。

 一見、2人がファンを遠ざけているようにも思えるが、放送中には「KinKi Kids応援するのって楽しすぎる! 永遠に蚊帳の外!」「キンキさん特有の“仲良しじゃないよアピール”かと思ったら、友達じゃなかったのは私たちファンの方でしたね……最高かよ……」「『光一と友達でもなければすごく長い時間を共に過ごした訳でもない人間』になれて幸せです(笑)」との声が上がっており、なぜかファンはKinKi Kidsの発言に大興奮していた。

 以前からKinKi Kidsのファンは、彼らを“見守る”姿勢でいる、ジャニーズファンには少し特殊なタイプの人たちが多い。コンサートで2人の姿を静かに見守るあまりおとなしいファンが多く、“図書委員”という呼び名を本人たちからつけられるほどだ。ファンを“蚊帳の外”にしてしまっても許されるのは、KinKi Kidsの強固な関係性と、“図書委員”の存在あってのことなのだろう。今年でデビューから20周年を迎えた彼らだが、これからもその姿勢を貫いてほしいものだ。

コメント

  1. 名無しだJ より 2017年8月30日 2:45 PM

    「永遠に蚊帳の外」最高!!

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  2. 名無しだJ より 2017年9月5日 6:08 PM

    2人の名前の間にyouと入れられ戸惑う図書委員。
    私達の立ち位置そこじゃない。

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