V6森田剛が出演するドラマ『ハロー張りネズミ』(TBS系)の最終話が、9月15日に放送された。前回の視聴率は6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)とふるわなかったが、今回も6.8%とほぼ横ばいの数字で幕を下ろした。
同作は“人情とおせっかい”をモットーに、さまざまな事件に挑む探偵・ハリネズミこと七瀬五郎(瑛太)と、その相棒であるグレこと木暮久作(森田)ら仲間たちの奮闘を描いたもの。前回のラストで「あかつか探偵事務所」は家賃滞納により裁判所から退去命令が下され、解散の危機が迫る事務所に最終話の依頼人・権田辰夫(柄本時生)が登場していた。
群馬の山村からやってきた辰夫は、権田家の敷地内のどこかに埋まっているはずの徳川埋蔵金を発掘してほしいと五郎たちに依頼する。他界した祖父の「家は売るな 徳川の埋蔵金がある」という遺言を辰夫が説明するも、突拍子もない依頼に困惑する五郎たちだったが、3,000億ともいわれる埋蔵金の価値を知ると、所長の風かほる(山口智子)は一か八かこの依頼に賭ける決心を固める。事務所総動員で群馬県にある権田家へと向かった一行は、権田家の土蔵の中で貴重品を隠すための“からくり引き出し”を発見。その中には、鹿とサイと魚が描かれた銅板と暗号文のようなものが入っていた。そして暗号に見入る一行の様子を、外から辰夫の祖父の仲間たちが盗み見していた。祖父の遺言内容を知る彼らもまた、埋蔵金を探していたのだ。
五郎が暗号を解読し“龍が岩”と呼ばれる場所に行くと、そこには洞穴が。一行が中に入ったところ、中に仕掛けられた罠にかかり、血まみれになった祖父の仲間たちに出くわす。暗号が引っかけ問題だったことに気付いた五郎は、辰夫の英語交じりの話し方や、権田家に古い洋書が大量に保管されていたことから、暗号は英語で解読するべきものだったと気付く。再び龍が岩に向かった一行は、英語で解読した暗号の指示する方向に龍のような絵が刻まれた岩を見つけ、その下に地下通路を見つける。通路の先には大量の金塊や小判が眠っていて、狂喜乱舞する一同。ところが五郎たちの目の前で土砂崩れが置き、埋蔵金は再び地中に埋まってしまった……。辰夫は埋蔵金を掘り返さずに今後も守っていくことを決心。一方、どさくさに紛れて小判を持ち帰った五郎とグレの機転により、「あかつか探偵事務所」はめでたく解散の危機を免れる。
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