中丸が次に取材したのは、地下のトンネル工事現場。作業着に着替え、工事の指揮をとる現場代理人の谷口禎弘氏の案内のもと、現場を見てまわる。「あんまりこういうところに来ませんから、想像がまったくつきませんよね」とまたしても視聴者と同じ目線で語る中丸は、地下に潜りトンネルを見た瞬間「うわ～、デカいな～」と感嘆の声を漏らしていた。

　長さ450mのトンネルを1本掘るのに約1年かかると知り、中丸は「これだけ年月とエネルギーを使って作ったトンネルですけど、利用者としては一瞬、1分とかで通り過ぎるワケじゃないですか」と、直球な言葉を投げかける。しかし、谷口氏は「1分かからなくても通っていくときに、いろんなことが走馬灯のようにバ～っと……作ったものとしては非常に感慨深いものがありますね」とコメント。自然な笑顔を引き出していた。

　出演者でありながら、あくまで“視聴者”でい続けた中丸。放送後には「周りの人を笑顔にして、丁寧で自然な応対をしてた中丸くん、インタビュアーとして仕事ができすぎ！」「こんなに勉強になる番組に中丸さんが出演したことが誇らしい！　人の話を聞き出す能力がすごいなと改めて感じました」「ゆっちは変にインテリぶらず、“品のいい庶民派”って感じがいい。これからもどんどんこういう番組に出てほしい」との声がファンから上がっており、中丸の“プロフェッショナル”な仕事ぶりに感動した人は多かったようだ。

　情報番組『シューイチ』（日本テレビ系）で見せるコメンテーターとしての姿はすっかり板についてきたが、最近では教養番組やクイズ番組に出演することも珍しくない中丸。『プロフェッショナル 仕事の流儀』で見せたインタビュアーとしての活躍が評価され、さらに活躍の場を広げていくことに期待したい。