ファンにとってはこれ以上ないほどの貴重な映像が盛りだくさんだったワケだが、その中で最も感動を呼んだのが、番組の最後に2人で「シンツヨ Be on right」を歌った場面であった。香取と草なぎがパーソナリティを務めるラジオ『ShinTsuyo POWER SPLASH』（bayFM）が2015年に放送開始20周年を迎えたのを記念して、草なぎが作詞作曲したこの曲。「『おじゃMAP』で歌いたい！」と草なぎが提案したことがきっかけとなり、今回はバックバンドも参加し、音楽番組さながらのセットまで組まれることになった。

　セットだけでなく、カメラワークまでバラエティ番組の域を越えており、「『シンツヨ Be on right』すごくよかった！　セットの雰囲気もステキだった！」「2人が歌ってるところを見られて本当にうれしかった……まさか『おじゃMAP』で2人のライブが見られるなんて～！」など、ネット上ではファンの興奮した声があふれていた。さらに、「なんか“S-LIVE”に似てなかった!?」「この映像の感じ、“S-LIVE”だよね～！」と喜ぶファンの声も続出。ファンが言う“S-LIVE”とは、SMAPの冠番組であった『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）で毎回放送されていた音楽コーナーの名前。今回『おじゃMAP』の中で披露された2人のライブが、この“S-LIVE”の雰囲気とそっくりだと感じたファンが多かったようなのだ。

　「シンツヨ Be on right」が披露される前には、山崎が撮影スタッフのことを「ほとんど知らないメンバーですよ！」と言って笑いを取り、2人からは「“音チーム”入っちゃってるから！」（草なぎ）「本当に懐かしい皆さんですよ」（香取）というコメントも。普段『おじゃMAP』を担当しているスタッフとは違うメンバーが「シンツヨ Be on right」のために集まったと思われるやり取りがあったため、『SMAP×SMAP』のスタッフが“再集結”したということも考えられるだろう。

　強力なスタッフに支えられ、華々しい門出を迎えた香取と草なぎ。特に草なぎは今後の音楽活動に前向きな発言もしていたが、「『シンツヨ Be on right』を生で聞きたい」というファンの思いは届くだろうか。