観覧車の一件のあと、晴は改めて音へストレートに告白。このシーンの平野の演技が絶賛の嵐となっている。「せつなすぎ」「胸が痛む」「見ててつらい」「表情に胸を打たれた」「演技がよくてひたすら泣ける」「平野の涙の演技に世界が泣いた」と、相当数のファンが涙なくしては見られないシーンだった。本作スタート当初は「演技がカタい」「杉咲に比べて下手」との酷評もあった平野だが、確かにこのシーンは晴が乗り移ったかのように、ひたすら一途な青年を演じきっていた。平野の迫真の演技と並んで、悲しいセリフを吐く杉咲も天馬との間で揺れる複雑な気持ちを見事に表現しており、間違いなく本作の名シーンのひとつになったといえるだろう。
ラストシーン、噴水のあるロマンチックな広場で、心を決めた音は天馬を迎える。この場所は嵐の楽曲「Love so sweet」(2007年)のMVのロケ地。同曲は『花より男子2(リターンズ)』の主題歌であり、本作初回からたびたび登場する花男オマージュのひとつとして使用されたものとみられ、花男ファンから「感動」「嬉しい」「さすがの演出」歓喜の声が上がった。ちなみにここは東京・江東区にある「アニヴェルセル東京ベイ」で、花男以外にもさまざまな作品のロケ地として使用されている施設。嵐・二宮和也のJCBのCMでも使用されたとみられる。第2話、第3話の舞台となった「恵比寿ガーデンプレイス」(東京・渋谷区)をはじめ、花男とリンクする場所を探す楽しみもある本作。物語の盛り上がりとともに、“聖地巡礼”を行うファンも増えてきそうだ。
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