<アイドル誌チェック!!>
今月号の「duet」(ホーム社)で注目したいのは、なんといっても読者投票によるランキング企画「d-1グランプリ2012」! 袋とじページなのでここであまり詳細は語れませんが、筆者の独断と偏見による注目順位をピックアップしてお届けします。
まず、大本命「恋人にしたいアイドル」の2位には、ドラマ出演やバラエティー番組で大注目のあのアイドルが登場! 去年は10位圏外だったにも関わらず、今年はいきなりの2位。今後も一層の活躍と人気が期待できそう。昨年まで森本慎太郎が独走だった「弟にしたいアイドル」を奪取したのは、新星のあの子! いまやファンのみならず、ジャニーズアイドルもメロメロにしている彼は、ぬいぐるみを抱きしめた甘えん坊ポーズで登場です。また昨年は18部門中4部門を制覇した、Hey!Say!JUMPの知念侑李。今年はどの部門を制覇したかもチェックしたいところ。しかも今年はジャニーズJr.が選ぶ「恋人にしたいJr.」も選出されています。ファンが知らない素の表情までわかっているJr.が選ぶ、本当にいい男とは?
今月号はKis-My-Ft2のデビュー1周年を記念した「Kis-My-Ft2 1stキスマイBOOK」も。CDの発売日はもちろん、テレビのレギュラー番組の放送開始日やドラマ出演などこの1年に起こった出来事をメンバーのコメントともに振り返っています。例えば、今年の4月26日から『東海地方のコト なるべくちゃんと調べます!』(CBCテレビ)で「キスマイの教室へ行こまい!」というコーナーが始まったことに対して千賀健永は、「地元で放送されている番組で、コーナーを持てたのは、ハンパなくうれしかった!」「がんばって地元でのオレの支持率を上げたい!(笑) 教室に入った瞬間に『きゃー!』って大騒ぎしてもらえるようにがんばります。だってまだ一瞬『え!?』って、考える間があるのが残念だから(笑)」とコメントしています。全国ネットされている番組だけでなく、メンバーの出身地でのレギュラー番組までリサーチするとは、さすが「duet」です。
間もなくツアーがスタートするNEWSは、「LOVE 音楽」「LOVE 洋服」など、それぞれが自分の愛するモノを語っています。4人共通で挙げたのは、やはり「LOVE LIVE」。山下智久、錦戸亮の脱退後、初のライブとあって、メンバーそれぞれ楽しみにしているのは間違いありません。ただ、その表現の仕方、ライブへの思いにメンバーの個性が出ています。
「またライブのステージに立てるんだと思うと…、わかんないけど、オレ、多分泣いちゃうと思う(笑)。でも、ファンのみんなの前で感情をさらけ出そうかなって思ってる。いままで『つらかった』とは、あんまり言ってこなかったつもりだけど、いろんな取材や雑誌の記事を通して、どんな状態だったかを全部ファンの人には伝わっちゃっているんで、何もかくさなくていいのかなって」(小山慶一郎)
「すべての仕事の中でオレはライブがいちばんLOVEだから、そのいちばんLOVEなものができるのがうれしくてしょーがない。だから早く歌いたいし、踊りたい。今回に関しては、難しい演出ってオレは必要ないと思ってるんだ。ただただ、みんなといっしょに楽しみたい、それだけ!」(手越祐也)
「ライブをやるからには、ファンのコたちが待っていたことすら忘れるようなコンサートにしたい。待っている間の不安やツラい思いを全部吹き飛ばせるようにしたいんだ。『ライブできるぜ、やったー、ヤッホー!』という喜びもあるけれど、その気持ちより、いいものを作らなきゃなという責任感の方が大きい」(増田貴久)
「ライブをしてこなかったこの2年間の努力を、なんのためにがんばっているのかわかない(原文ママ)けどひたすらがんばってきた日々を、ようやく表せる。歌やダンス、自分を維持するための様々な分野の向上。万全かどうかはかわらないけど、がんばってきた。この2年間、遊んできたわけじゃないんだ。小説を出版して満足していると思われたくないんだ。オレの本業はアイドルだから。NEWSあっての加藤シゲアキだし、ファンのみなさんあってのNEWSだもん。だからこそ、ライブでしか恩返しできないなって思うんだよね。ファンと触れ合えるのはライブだから」(加藤シゲアキ)
アイドル、ひいては芸能人は「見えるところ」でしか評価されません。それが宿命であり、前提なのです。でも加藤の言うとおり、「遊んできたわけ」じゃない。日々遊び呆けているだけでは、いくらジャニーズといえども評価されない。小山の言うとおり、つらい出来事もカメラの前ではつらいとは言えない。夢を与える仕事ですから。だからこそ、手越が言うように「みんなといっしょに楽しみたい」という思いも、増田のように待たせた分「いいものを作らなきゃ」という思いも込み上げてくるでしょう。新生NEWSのライブという門出を、ファンもメンバーも楽しみ、気持ちのいいスタートを切ってほしいですね。
また、ドラマ『主に泣いています』(フジテレビ系)の原作者で、「duet」でマンガレポ「テンパってるJ」を連載しているマンガ家・東村アキコと、『主に~』に出演中のKAT-TUN・中丸雄一が対談しています。まるで七五三のような写真、始終東村に「私の作品の初実写化なので」「人生かかってますので」とプレッシャーをかけられ、たじたじになっている中丸にも注目です。そしてその様子は「テンパってるJ」でも描かれているので、両方を読むとより中丸の“押されっぱなし”な様子がわかるかも!?
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