「僕も結婚したくないのでリアル」、草なぎ剛主演『独身貴族』はテーマが古い!?

2013.10.16

「僕も結婚したくないのでリアル」、草なぎ剛主演『独身貴族』はテーマが古い!?

独身でもいいけど、服脱ぐときは公園で全裸にならないように気を付けて!

<ジャニタレドラマ・ネットの声>

『独身貴族』(フジテレビ系、木曜夜22時~) 初回視聴率12.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)

10日にスタートした、SMAPの草なぎ剛が主演する連続ドラマ『独身貴族』(フジテレビ系)。草なぎが演じているのは、美食と高級ファッションと映画を愛し、独身生活を謳歌している映画製作会社社長・星野守役。守の弟で離婚調停中にもかかわらず女性をとっかえひっかえ連れ込む進役を伊藤英明、脚本家を目指しながらハウスクリーニングのアルバイトをしている春野ゆき役を北川景子、守の会社に所属するラインプロデューサーの川越裕太役をKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔が演じています。


初回では、守が依頼した大御所脚本家の脚本が締め切りに間に合わず大ピンチに。この仕事が失敗すれば、会社のオーナーである叔母の命令で、守は結婚しなければなりません。守にとって結婚は「切腹」も同然です。絶望しかけた時、テーブルの上に脚本を発見。それは、部屋のクリーニングに入ったゆきが、守に読んでもらおうと置いた自作の脚本でした……。飲んでいたシャンパンをクロスに少し垂らして70万円の靴を磨く守の“貴族”ぶりと、おしゃれで華やかな映画業界、そこで繰り広げられる複雑な恋模様が見どころのラブコメディです。

草なぎは、「僕もあんまり結婚したくないなと思うので、リアルな自分の気持ちを重ねてお芝居できるかなと思います」「生活を共にするってメンドーだな、無理だオレ!みたいな感じですよね」と語り、主人公の女性観、結婚観には違和感がないようです。曰く「ジーパン整理してるとき隣にいられるともう無理」なんだそう(以上発言は「月刊ザテレビジョン」11月号、角川グループパブリッシング)。また、「中居(正広)くんはまさに独身貴族の先輩なので、今回の役作りの参考にしようかな、なんて(笑)」(「月刊TVガイド」11月号、東京ニュース通信社)とも語っています。木村拓哉以外はみんな独身アラフォーのSMAP、守の貴族ぶりがそのままメンバーに重なり、彼らのプライベートを覗き見するようなおもしろさがあります。

『任侠ヘルパー』(フジテレビ系、2009年)で初回視聴率17.5%、『僕の歩く道』(フジテレビ系、06年)で初回視聴率19.3%と過去にヒット作を持つ草なぎとしては、今回は視聴率だけを見るとちょっとさびしい数字。ネットでは「見え見えのストーリー展開」「題材もありきたり」「タイトル・設定からして古臭い」「フジの晩婚系のドラマはもうイラネ」「阿部(寛)ちゃんの『結婚できない男』(フジテレビ系、06年)の焼き直し」とテーマや物語展開に疑問を持った視聴者が少なくないようです。

ただ、草なぎに対しては「いい芝居をする」「いつもいい作品が多い」と評価している声も多く、これから盛り上がることを期待しているファンが多いのは確か。今後、草なぎの個性を生かし、ありきたりでなく同世代の共感を得られるようなストーリーになれば視聴率も上がっていくのではないでしょうか。

また、初回では藤ヶ谷の出番はほとんどありませんでしたが、脚本を手がけた佐藤嗣麻子氏のTwitterによると、「(第2話は)今回、出番の少なかった藤ヶ谷さんもいっぱい出てきますよ!」とのこと。草なぎと伊藤による大人の男のラブストーリーに、若さあふれる藤ヶ谷がどう絡んでいくのかも気になるところです。

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