これまでKAT-TUNと関わりのあった多くの人たちも、“最後の出航”に立ち会った。3月16日に放送された『ザ少年倶楽部プレミアム』（NHK BSプレミアム）でバンドメンバーとして共演した、「凛として時雨」のドラム・ピエール中野はTwitterに「KAT-TUNめちゃ楽しくて、これからにも期待させてくれるライブでした。（中略）本当に素敵なファンに愛されている、愛されるべきグループだと思いました。出会えて良かった」とつづっている。また、5月2日に放送された『PON！』（日本テレビ系）にゲスト出演した内博貴は、「カメ（亀梨）が元いた3人のメンバーに対して、ステージで3人の名前を言うっていうのはかっこいいなと思いましたね」と、亀梨に称賛のコメントを送った。

　コンサート後、亀梨はそのまま『Going！Sports＆News』（日本テレビ系）に出演。充電後初の個人仕事となったわけだが、そこで亀梨は「今回の決断は自分自身、KAT-TUNが好きで大切だからこそできた決断でもあり、決意だったので。グループを守れるように、さらに大きくできるように、ひとまわりもふたまわりも大きくなっていけたら」と語った。その表情はすがすがしく、笑顔であった。

　5月1日を迎えるまで、ファンも、そしてKAT-TUNのメンバーもどこかに不安ややりきれない気持ちがあったかもしれない。しかし、最高のステージを魅せてくれた彼らに、ファンも安堵したに違いない。今はただ、彼らの船が再び動き始めたとき、乗り遅れないよう準備するだけだ。