2）加地俊平役『P.S.元気です、俊平』
＜ドラマ内容＞
　福島の田舎から大学受験のため上京したが、あっけなく失敗、浪人生となった俊平。憧れの早稲田キャンパスに足を踏み入れ“来年こそは！”と決意した矢先、突然見ず知らずの女子大生＝桃子（瀬戸朝香）から声をかけられる。なぜかマップ販売を手伝わされたり、何かと呼び出されうまく使われる羽目に……。一方高校時代、思いを寄せていた小夜子（仲間由紀恵）に偶然出会う。純粋な青年の恋にそして桃子に揺れ動かされる日々を描いた青春ラブストーリー。

＜役どころ＞
　早稲田大学を目指す浪人生。顔もスタイルも頭も、そして何もかもが“普通”の青年だが、ナイーブで温かい心の持ち主。高校時代の同級生に初恋を奪われ、東京で再開を果たすが、なぜかもう心はときめかず、次第にある日、突然あった桃子に思いを寄せている事に気付く。

＜コメント＞
　1999年6月にTBS系でスタートした、このドラマ。原作は『東京ラブストーリー』で一躍ときの人となった柴門ふみ。相手役は、今や井ノ原快彦夫人である瀬戸朝香。また高校時代に思いを寄せていた小夜子役には、仲間由紀恵が起用されており、2大女優を相手に純粋な青年を熱演した。

＜似合度チェック（役柄と本人を比べて）＞
性格　　★★★
似合度　★★★

3）米寿司役『スシ王子！』
＜ドラマ内容＞
　幼い頃“すし王子”と呼ばれもてはやされた寿司職人＝米寿司（光一）。ある日、祖父・父とともに漁に出るが、大きな魚と格闘、2人とも死んでしまう。それ以降、魚の目を見ることが出来なくなってしまった司。寿司の世界を離れ、沖縄・自然流琉球唐手の奥義を学ぶため宮古島へ。拳の握り方の神髄を知るために、指南書の教えに従い、日本全国を旅して修行に励みながら、徐々に寿司の世界に舞い戻る。旅の途中で出会う刺客たちと寿司勝負を繰り広げるアクションコメディー。

＜役どころ＞
　幼年時代、寿司職人だった父・船造から寿司職人としての英才教育を受け、天才寿司職人少年として注目を浴びる。「スシ王子」として名を馳せたが、父と祖父の死をきっかけに寿司の世界を去る。自然流琉球唐手を沖縄・宮古島で学び、拳法と寿司の奥義を極め、再び寿司職人の世界へ。

＜コメント＞
　奇才・堤幸彦監督がメガホンを取り、6年振りに主演を果たした光一。激しい格闘シーンもノースタントで演じ、勇ましい姿とコメディータッチの部分をうまく使い分け、思わず笑みがこぼれる様な作品に仕上がった。また惚れっぽい司の恋心をくすぐるマドンナ役には、加藤夏希や貴地谷しほりが起用され、普段の光一からは想像できないデレデレ演技を披露。二枚目役の多かった光一が、体当たりで挑戦した痛快アクションラブコメディー。

＜似合度チェック（役柄と本人を比べて）＞
性格　　★★
似合度　★★