『嘘の戦争』が本日スタート! 草なぎ剛の演技力が光っていた過去出演ドラマは……

2017.1.10

2)北野優二役『いいひと。』
<ドラマ内容>
 高校・大学と陸上部に所属し、長距離ランナーだった優二。自分に夢を与えてくれた愛用のシューズ会社「ライラックス」に就職を希望し、面接試験を受けるべく北海道から上京した。しかし試験当日、道端で苦しんでいる老人に遭遇。人が良い優二は、その状況を無視することが出来ず病院へ連れて行った。面接には遅刻したものの、何とか合格をもらい晴れて「ライラックス」の社員に!
 入社後も持ち前のお人好しぶりから様々な厄介事に巻き込まれ、部署を転々とまわる事になった優二。不審がられたり反感を持たれたりしながらも、人の好い性格で周りの人の心を動かしていく物語。

<役どころ>
 通称“ゆーじ”。“自分の周りの人の幸せが自分の幸せ”というポリシーのもと、社会人としてさまざまな局面にぶつかりながら、何事にも前向きに取り組み、笑顔で走り続ける青年。初めは気付かなかったが、まわりの人にとって「いいひと。」である自分に次第に目覚めていく。

<コメント>
 雑誌「ビッグコミックスピリッツ」に連載された高橋しん作の漫画をドラマ化。フジテレビ系で1997年4月から放送された。草なぎの持つ優しい微笑みや穏やかな声が、見事に主人公=優二と重なり、それまでのダンサー草彅から、演技派草彅への変身を遂げた作品ともなった。菅野美穂や財前直美といった当時の若手トップ女優との共演も助け、癒し系ドラマとして人気が出た。ちなみに主題歌は山崎まさよしのカバー曲をSMAPが歌った『セロリ』。

<似合度チェック(役柄と本人を比べて)>
性格  ★★★
似合度 ★★★

3)翼一彦役『任侠ヘルパー』
<ドラマ内容>
 極悪非道の世界、『隼会』の支部に所属する翼彦一(草なぎ剛)は振り込め詐欺で生計を立てていた。ある日、次期幹部の座をかけて大幹部=鷹山源助(松平健)から出された課題は、素性を隠し“研修”という名目で、老人介護施設『タイヨウ』で介護ヘルパーとして働くことだった。集められた各支部の大幹部候補者とともに慣れない介護の現場で悪戦苦闘することに……。初めは「何が介護だ」と見下していた翼だったが、いろいろなお年寄りと関わるうちに介護の現実を知り、心に変化が見られるようになる。

<役どころ>
 1974年生まれの34歳。暴力団『隼会』六本木地区貸元 翼興業・組長。介護センターで働く前は、お年寄りをターゲットにした振り込み詐欺で生計を立てていた。口が悪くぶっきら棒、芯が強く男気があり仁義を忘れない。体には“桜”の刺青が彫ってあり、研修中はこれを隠すため常に七部そでのTシャツを作業着の下に着ている。

<コメント>
 2009年7月フジテレビ系で放送、不祥事を起こし休業した草彅にとって、復帰第1作目となった作品。今まで“お人よし”系の役が多く、ルックスからも「極悪人は演じきれないのでは……」と思われていたが、迫力満点の演技に圧倒。演技力の高さを感じた視聴者も多かったはず。ヤクザと介護ヘルパー、非現実的な設定ながらも、高齢者虐待・いじめ・若年性アルツハイマーなど現代社会の問題点を取り入れた奥深い作品に仕上がっていた。

<似合度チェック(役柄と本人を比べて)>
性格  ★
似合度 ★★★

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