小山はこのときのことを振り返りながら、「メンバーを助けるのはメンバーしかいない。一番被害を広げずに助けられる距離感はない」とすぐに代役を受けたというが、「できてる作品に入っていく怖さと、あの番組のドラマの大きさと、シゲがメインを張ってるものに邪魔になるんじゃないか？　ジャニーズとジャニーズが出たことによって、ジャニーズっぽいドラマに見えてしまうのも嫌だった」という思いから、実際に手が震えるほどのプレッシャーを感じていたよう。オンエアが3日後で、撮影は2日後。加藤はその非常にタイトなスケジュールを思い、「とにかく小山にやさしい現場を作る」ことに意識を置いていたという。

　“大人の事情”だらけの撮影だったが、現場は想定よりも早く終えたほど順調だったそう。そして、「初めてリーダーになった日なんじゃない？　もしかしたらあの日が」「今までで一番、小山リーダーだなって思った」と加藤は、小山の頑張りを最高の言葉で称えた。「今のは僕、ちょっと家で見返すよ。今のワードは……。だって僕はそんなの言われたの初めて……メンバーに……。楽しいな、夜会って！　楽しいな！」と、最上級の誉め言葉を何度も噛みしめていた小山。今回は泣かないと強気で臨んだ夜会も、開始わずか30分で目が潤み、加藤も前回同様もらい泣きしていた。

　昨年のクリスマスに放送された『おしゃれイズム』（同）の中で、小山は加藤に“「ありがとう」を言われたことがない”とダメ出ししていたが、今回の放送では互いに「助けてもらった」と感謝の言葉を口にする機会にも恵まれた。ジャニーズのグループにおいても、特にドラマチックな道のりを歩んでいるNEWS。しかしそのたびに絆は深くなっているよう。さて、2017年は彼らにとってどんな年になるのだろうか。