木村拓哉主演ドラマ『A LIFE』、“初”の医者役で話題も、ドロドロな人間関係は「見てて疲れる」!?

2017.1.18

 脇を固めるキャストは、柄本、浅野、竹内以外にも、沖田を警戒する第一外科部長・羽村圭吾役の及川光博や、若い野心に満ちた外科医の井川颯太を演じる松山ケンイチなど、主役級の役者が勢ぞろいし、個性的なキャラクターを演じている。そのため、この作品の中では、自分の努力で腕を上げ「患者を救いたい」という一心で患者と向き合う沖田の姿がもっとも“普通の人”に見える。また、第1話では、大きな期待を背負って執刀した虎之介の手術を一度失敗する沖田の姿が描かれ、“完璧”で“優秀”なキャラクターを演じることが多かった木村にとっては今までにないキャラクターとなっている。

 木村は『A LIFE』の公式ホームページで、「医者役としてどういう部分を大事にしたいか」という質問に対し、「スーパードクターが求められがちだと思うけど、スーパーマンではなく、空も飛べない、怪力もない、だけど自分が向き合う命に対してどれだけ諦めずに向き合うのか。それにどれだけ足掻くのかをお話の中で描いていけたらと思います」と答えている。木村自身も“スーパーマンではない”沖田の姿を描こうとしているようだ。

 一方、沖田・深冬・壮大の三角関係をはじめ、複雑に絡み合う人間模様も見どころのひとつになっている今作だが、視聴者の評価が分かれたのもこの部分だったよう。「上下関係、親友関係、男女関係……いろんな関係が複雑で、今後の展開が気になる」「医療シーンも人間関係もシリアスすぎたけど、なぜかとても共感できた。これからこの豪華なキャストがどう絡んでいくのか楽しみ」と好感を持つ人もいれば、反対に「人間関係がめんどくさそうで、見てて疲れる……」「本格的な医療ドラマかと思いきや、“昼ドラ”っぽいドロドロな展開が中心なのかな? 日曜の夜に見るには重めかも」といった声も。

 ひとまず好調な滑り出しとなった『A LIFE』だが、今後視聴者を掴むか離すかは、この複雑な人間関係の描かれ方にかかっているかもしれない。今後も目が離せない展開を期待したい。

コメントをもっと読む

コメントを書く 投稿の利用規約

(コメント掲載に5分ほどかかる場合があります)

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

木村拓哉 関連記事