加藤シゲアキ出演のドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)の第8話が、3月2日に放送された。平均視聴率は6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)となり、第7話の6.5%から0.3ポイントダウン。とはいえ、第1話で8.1%を記録したあと、第2話からは6~7%の安定した数字を記録している状態だ。
同ドラマは、心理学者のアルフレッド・アドラーの理論を解説した自己啓発書『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見一郎・古賀史健、ダイヤモンド社)を原案とした刑事ドラマ。組織になじまない“一匹狼”タイプの刑事・庵堂蘭子(香里奈)の“相棒”で、新人刑事の青山年雄を演じているのが加藤。刑事ドラマの醍醐味である、事件解決の経緯も見どころだが、アドラーの教えを学びながら成長していく青山の姿も本作を楽しむ上で重要なポイントになっている。
医療機器メーカー勤務の営業マン・松田(横井優一)が、バッドで頭を殴られ殺害された事件に迫る第8話。遺体近くの外壁には、赤いスプレーで「六五」というメッセージが書かれており、不気味な雰囲気が漂っていた。凶器に使われたバッドに付着した指紋を調べてみると、15年前に殺害された中学生の鈴木将也の指紋と一致。しかしバッドは5年前に製造されたもので、鈴木の指紋がつくことはあり得ないことが判明。さらに、鈴木を殺害した加害者の1人が松田であることもわかり、事件はさらに複雑化してしまう。
庵堂は、松田が鈴木殺害の加害者だったことを知ると顔色を変え、相棒の青山を置いて1人で捜査を始める。仕方なく、青山も1人で聞き込みを行うことに。その矢先、15年前に鈴木を殺害した不良グループの中に、庵堂の弟がいたことを知ってしまう。奇しくも、庵堂の父親が失踪したのも15年前。頑なに1人で捜査を進める庵堂は、一体なにを隠しているのか……。
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