2012年に行われたコンサート『NEWS LIVE TOUR 2012 ～美しい恋にするよ～』からメンバーの体制が変わり、4人でステージに立つのは今年で5回目。インタビュアーから「ファンの期待に応えるのがいつも以上に難しくないですか？」との質問が投げられると、手越祐也は「確かにアルバムを聞いて来てくれた人の中には、セットリストを予想してくれる人も当然いると思います。でも、ある意味それを裏切りたくて僕らはセットリストを作ってる。だからそこはサプライズですよ。『ワーッ!!』と湧く瞬間が、1回でも多くあるようにいろいろ考えてますよ？（笑）」と語っている。ファンの予想を裏切ることが“サプライズ”であると考えるのならば、セットリストが共有されるのを嫌がる気持ちもわからなくもない。

　それだけではなく、小山慶一郎は「今までは僕らが1曲ずつはめていってセットリストを組み立ててたんですけど、プロデューサーが1曲目から最後まで決めて。それを書いたホワイトボードを裏返してプレゼン！　みたいな」と、コンサートが作られていく過程を説明。スタッフとメンバーで作り上げたコンサートだからこそ、“ネタバレ”で台無しにしたくない、といった思いもあるのかもしれない。

　コンサートの“ネタバレ禁止”については、多くの人に興味を持ってもらうことよりも、コンサートに来たNEWSファンを楽しませることを優先した結果のよう。これを「もったいない」と捉えるか「ありがたい」と捉えるかは、彼らのステージを見ないことにはわからないのかもしれない。