第9話は、越智に距離を置かれてしまい、彼女への思いを断ち切ろうとする深瀬の煩悶を中心とした展開に。玉森演じる浅見も、越智に「おせっかいかもしれないけど、もう深瀬とは会わないんですか？」「嘘ついたまま別れるのって、辛くないですか？」と深瀬に会うことを促し、2人の関係に気を揉んでいた。また、自身が受け持つクラスの生徒が飲酒問題を起こした件もいまだに解決しておらず、公私共に問題を抱えたままであった。

　そんな中、谷原が「ママ感謝デー」と称し、娘の七海（古田結凪）を連れて遊園地へ遊びに行くシーンが。ここにはなぜか深瀬と浅見も同行しており、不穏な空気が漂うこのドラマの中では珍しく和やかな一幕となった。視聴者からも「心温まる展開でうれしい……！」「七海ちゃんも浅見先生たちも幸せそうな笑顔だね。すごく和んだ」との声が上がり、和やかな展開にホッと胸をなでおろしたようだ。また本作では、普段“天然”な玉森がクールな印象を与える浅見を演じるギャップがファンから評判だが、七海とともに童謡の「どんぐりころころ」を歌う様子には、「歌う声はいつもの玉森くんだね（笑）」「ほんわか玉ちゃんが帰ってきた～！」と、おなじみの姿を見せてファンを喜ばせていた。

　『リバース』の公式Twitterアカウントでは、この場面の撮影風景を収めた写真が、第9話の放送日に投稿されている。写真に玉森の姿はないものの、「玉森裕太」「古田結凪」「二人でアリさん見てます」「撮影の合間」というハッシュタグが付けられており、玉森と七海を演じる子役が仲良く遊んでいる様子がうかがえる。本編は謎が謎を呼ぶ展開になっているが、撮影現場は和やかな雰囲気のようだ。

　次回はいよいよ最終話。これまで張り巡らされた伏線が、残された謎にどう収束していくのだろうか。広沢の死の真相だけでなく、浅見が教師として抱える問題にどう決着をつけるのかも見逃せない。