二宮は、1999年にジャニーズ事務所に入ってすぐに、ジャニー喜多川社長に「12月で辞めますね」と伝えていて、事務所を出て行くことに関してジャニー社長から「OK」までもらっていたそう。二宮が99年12月で辞めることは了解済みだったのだ。二宮が辞める理由は、舞台の演出家になろうと思ったからだという。97年に出演した舞台『Stand by me』をはじめ、いくつかのドラマを経験した若干16歳の二宮にとって、演出家はJr.を辞めてまでなりたいものだったわけだ。

　当然、二宮も残りの1年はしっかり仕事をしようと思っていただろうし、辞めるまでは、与えられたことを着々とこなしていたのではないだろうか？　一方のジャニー社長も、何とか12月までに辞められないような状況を作ってしまいたいと思っていたはず。だからこそ、嵐のデビューをオブラートに包みながら進めてきたのだろう。「辞める」を「辞められない」状況に変えてしまうというジャニー社長の作戦勝ちのおかげで、今の嵐があるのかも知れない。

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