なかなか正解が出ないため、「ヒントをあげましょう！　この中にその楽曲を歌っている人がいます！」と桐山がヒントを出すのだが、なにしろ回答者はデビュー組の中でも若手と言われている3組。思わぬヒントにますます混乱してしまった様子で、Sexy Zoneの「Sexy Summerに雪が降る」（12年）、嵐の「A・RA・SHI」（01年）、ジャニーズWESTの「ええじゃないか」（14年）と、自分たちの楽曲やよく歌っている曲を恐る恐る挙げていっていたが、正解を導きだせないままあえなく回答時間終了。

　それでも悩み続けているメンバーだったが、正解はまさかのA.B.C-Zのデビュー曲「Za ABC～5stars～」（12年）。「えー知らない知らない！」と焦るA.B.C-Z橋本良亮だったが、「ウソでしょ!?　『勇気100％』の次に歌われている楽曲？　んな、バカな!!」と戸塚とともに本当に信じられないといった様子を見せていた。

　さらに驚いていたのは、メンバーではなくスタッフだったよう。桐山いわく「統計を採っていたスタッフさんも『んなワケないでしょ！』って言ってた」とか。楽曲を歌っている本人たちでさえ、「そりゃそうでしょ！　なるよ！」とその反応が正しいといった雰囲気を見せており、またスタジオにいるファンからも驚く声が上がっていた。

　しかし、1位の「勇気100％」は光GENJIが歌っていた楽曲であり、すでに発売から20年以上も経過しているワケだが、それに次いで“2位”というのはやはりすごいこと。“何回歌われているか”というところまでの発表はなかったが、この記録が塗り替えられることはそうそうないだろう。『少クラ』の第1回ゲストがKinKi Kids、初代ロゴを描いたのは嵐・大野智という逸話に交じって、A.B.C-Zが仲間入りした回となった。
（吉本あや／ライター）