剛のプライベートに迫る質問をしていく中では、「1番テンションの上がる時」の話に。芸人たちが「キレイな女性を見たときにテンションが上がる」「胸の大きい女性がいい」などと盛り上がっている中、剛は1人冷静に、女性の谷間には「エロスを感じない」とキッパリ。さらに、ストレス解消法として日本酒を入れた風呂に入ったり、剛の地元・奈良産だという梅干しと米にハマッていると紹介したり、まさに“仙人”な生活を送っていると語っていた。

　しかしファンは、剛が“仙人”と言われる所以はその質素な私生活だけでなく、共演者との絡み方や番組に出演する際のスタンスにあると感じたよう。

　例えば、オープニングから芸人が剛に矢継ぎ早に質問を投げかけても、そのひとつひとつに丁寧に答えていた。トーク中はバラエティを意識したのか、私生活をマジメに明かしつつも、たまに笑いを取る回答を真顔でくり出す。そんな剛のことを、芸人たちは途中から「先生」と呼び出すほどであった。

　この姿を見たファンからは、「周りから“仙人”を求められて、自分でキャラクターを作っていた感じにも見えたなあ。その感じがまさに仙人ってことか（笑）」「女性の話や恋愛の話になったときに“仙人感”を出して笑いを誘うことで、ウソもつかなければファンも傷つけないっていうの……剛さんすごくない!?」「話の流れを変えないよう、最後まで仙人に徹してたところに剛さんの人柄が出てたね」との感想が上がっていた。ファンは“アイドル”としての剛を知っているからこそ、“仙人”と言われる様子に違和感を抱きつつも、同時に剛の穏やかな人柄を感じたようだ。

　剛は自身がパーソナリティを務めるラジオ『堂本剛とFashion ＆ Music Book』（bayFM）でも、リスナーからの質問に親身になって答える様子が印象的。優しい語り口で具体的なアドバイスを授ける剛には、“仙人”を感じるとともに、ファン思いで思慮深い性格であることがわかる。『しゃべくり007』でも、そんな剛の人柄がよく出ていたようだ。