■作品の評価

　夏井先生からは「ひとまず意味がわかる」と、まずは中学生男子の気持ちが書けていること自体を評価。しかし、「全国の中学生男子の9割が思って、9割が書くようなことですよ」と、中丸の句を批評する。ストレートさが裏目に出て、本当に中学生男子が詠んだ句のようになってしまったようだ。さらに夏井先生は、「こういう句ができたとして、本当に『プレバト!!』に出していいのかと、みんな思うでしょう？」と問いかけ、普通の出演者ならばこんな句は出さないと辛口評価。同番組で夏井先生の“毒舌”は大好評だが、今回も絶好調であった。

　恒例の添削だが、「17音の中に言葉がきっちり入り込んでしまっているので、これを添削すると言っても、添削のしようもないんですよね」と困り顔の夏井先生。なんと、“採点不可能”という異例の評価を受けてしまうのだった。「将来性のない凡人」とまで言われたが、夏井先生から「（次は）もうちょっと真っ当な目線できてください」と、とりあえず応援された中丸であった。

■結果

　「凡人」第3位ではあるが、前回の「才能ナシ」最下位からのランクアップに胸をなでおろし満足した様子の中丸。夏井先生から「凡人中の凡人」「将来性のない凡人」と酷評されてしまったが、その殻を打ち破って、「才能アリ」の発想を生み出すことはできるだろうか。次回の挑戦が待たれる。

＊＊＊『プレバト!!』とは……複数の芸能人・著名人が特定のテーマにそって、俳句や生け花、水彩画などの才能を競う番組。毎週20％に迫る高視聴率を記録している同番組には、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Zなどのジャニーズアイドルも出演しており、多彩な才能を発揮し（または発揮できず）、番組を盛り上げている。

　この番組では評価の基準として、「才能アリ」「凡人」「才能ナシ」と3つのランクが設けられ、その道のプロが作品をジャッジする。また、「才能アリ」の評価を受けた中でも特に優れた成績を残した人は、「特待生」へと“昇格”する。「特待生」はさらに「5級～1級」「名人」そして最高位の「師範」と細かく分けられ、スキルアップを目指している。